酒見 賢一著
文芸春秋 (2004.11)
文芸春秋 (2004.11)
酒見さんの最新作?
文庫本がなかなかでないので,ハードカバーで買いました.
まじめな(?)三國志ファンや孔明ファンが見たら,怒りそうな内容ですが,
常日頃歴史物を読んだときに感じていた不満や鬱積が(少しだけ)解消されます.
「陋巷に在り」よろしく酒見訳三國志といったところです.
私が持っている「三國志」感は,NHKの人形劇でやっていたのをチラ見した程度でした.
しかし,「弱虫…」を読むために(ダイジェストでも)三國志を読んでおけばよかったと思いました.
西尾 維新著
講談社 (2007.1)
講談社 (2007.1)
ちょっと見方を変えて,絵について.
平積みが多いラノベは「絵」でつって売るタイプが多いと思います.
私も少なからず表紙買いをしているわけです.
ところが,西尾維新さんの作品ってキャラ萌えしにくい気がするのですよ.
絵がストーリーを補間している作品が多い中で,
ストーリーが絵の追随を許さないというか,絵がキャラに食われちゃっているというか.
映像化しにくいのは言わずもがな,非常に挿絵が書きにくい作品なんではないでしょうか.
勝手な推測ですが,
戯言シリーズで竹さんの絵柄がどんどん変わっていったのも,
ある意味試行錯誤しつつ変わらざるを得なかったような印象を受けました.
安易なアニメ化とかしないで欲しい作家さんではあります.
ことしは月刊西尾維新ですか…
倉島 圭
秋田書店 (2007.1)
秋田書店 (2007.1)
表紙のpopな雰囲気からは想像がつかないほど黒いですね(褒め言葉.
今巻は恋愛物ネタが多いですが,
本人たちが真面目真剣なほど端から見ていて恥ずかしい,それを喰い物にしています.
カサハラ テツロー
小学館 (2006.12)
小学館 (2006.12)
長い…