もう少しだけ、降っていて

今年は猛暑で夏が熱い。
夕立ちがくれば涼しいけれど、
流石にこの暑さでは蒸し蒸しが増すだけね。
だからというわけじゃないけれど、
人より少し遅い盆休みに、クーラーの効いた部屋の中で、
ホットコーヒーを手に土砂降りの外を眺めていた。
郊外の住宅地の外れなので、
この時間はまだ帰宅する大人も少ない。
時々、部活帰りだろう高校生たちが、
傘を片手に急ぎ足で通り過ぎていく。
今日はちょっとすごい雨足だけれど、
ゲリラ豪雨というよりは、やっぱり夕立ちかしらね。
若さはバカさだ。
やべーやべー言いながら、傘もささずに、
自転車でかけていく男の子たち。
言葉とは裏腹に、楽しそうな顔で笑っている。
上を向いて口をいっぱいに開けているバカもいるぞ。
サッカー部のユニフォームとマネージャかな、の相合傘。
こちらは仲良くゆっくりと歩いている。
なかなか視界から消えてくれないので、
ちょっとだけ、うらやましいと思ったり。
あと1時間もすれば彼が帰ってくるのにね。


夕立ち記念
今日はすごい夕立ちだった。