やっぱりモカが好き

新しいコーヒーの袋を開けた。
袋の中に鼻を突っ込み、思うさま香りをかぐ。
開けるだけでうっとりになれる。
なんて安上がりな幸せだろう。
グラインダに豆を投入して、
ゴリゴリとハンドル回し、
香り立つ匂いに、再び鼻孔がふくらむ。
お高い豆でなくて良いの。
スーパーのお徳用でも十二分。
やっぱりモカよね、柔らかい味わいが最高じゃん。
モカって名前もね、可愛らしくていいじゃない。
キリマンジャロなんてさ、
一体何語よ、って感じよね。
ブルーマウンテンてば、祖母方の苗字なの。
紙のフィルタの挽いた豆をならして、
笛吹きケトルの沸いたお湯を注ぎ込む。
一杯目は砂糖ナシで口を付ける。
甘くないのがいいよね。
初キッスはモカの味、
ちょっと調子に乗り過ぎた?


新しいコーヒーの袋を開けた記念
久しぶりに高い豆を買ったので、ちょっと妄想してみた。