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Topic 6: Linux へ至る道 (Red Hat 6.2J)

下へ行くほど新しくなります. 幾つかの画像はクリックすると大きく表示されます.

はじめに

いろいろと思うところがあって unix を使うことにしました. 以前,Vividy Note VN575ST(EPSON)に FreeBSD 2.2.6-RELEASED を載せて samba / CAP をしばらく動かしていました. しかし,2年もたつと,ほとんど忘れています(笑). ということでほぼ初心者のLinux インストール覚書です.

インストールの準備 Vine Linux 2.0 / 2000. 8.18

Win98とWin2000のデュアルブートだったところへ,System Commander2000をインストールし,Win98を削除しました. Fat32の領域を100MByte残し,残り1.8GByteをLinux用にパーティショニング(swapを含む).

Vine Linux(フリー版) をインストールしたのですが,なぜか再起動後にLILOが動きません. ここで数回インストールを繰り返し,LILOを入れる先を変更したりしたのですが,とうとう linux は再起動せず,断念.
ちなみにC1はフロッピーがUSBなため,起動ディスクさえ作成できませんでした.

そして,Red Hat 6.2J / 2000. 8.19

というわけで,買ってきたのが Red Hat Linux 6.2J デラックス版です. 数あるディストリビューションの中から,これを選んだ理由は「何となく」です. まぁ,とにかくやってみることにしました.

  1. Win98とWin2000のデュアルブートだったところへ,System Commander2000をインストールし,Win98を削除.
  2. Fat32の領域を100MByte残し,残り1.8GByteをLinux用にパーティショニング(swapを含む).
  3. パーティションの構成が変わったため(?),win2000が起動しなくなったので,再インストール.
    # 修復インストールやBoot.iniの編集で,対応できそうだが,今回は時間がなかったので,安易な解決を選ぶ.
  4. Red Hat Linuxのインストール. まず,CD-ROM (ドライブはPCG-CDRW51,リカバリーモード)で起動.
  5. "boot:" のプロンプトで「linux ide2=0x180,0x386」と入力. これでCD-ROMドライブを認識し,インストーラがGUIモードで起動する.
  6. 画面表示が乱れるが,「FN+F7」キーを3回押すと正常に.
  7. インストールは「カスタム設定」で開始.
  8. インストールの設定項目はほとんどデフォルト, インストールする「パーティション」はSystem Commander2000であらかじめ作っておいたところへ. "パッケージ" はとりあえず,最低限を選択. "ディスプレイ" は "LCD 640x480" を選択しておく. 20分ほどでインストールが完了し,自動的に再起動.
  9. 起動し,"LILO boot:" に「enter」で答えるとコマーシャルが流れた後,GUIモードでログインすると,GNOME が開始される.
これで,インストールは完了,Linuxが使用できるようになりました.
結局,Red Hatでは難なくインストールが完了. Vine Linux での問題は原因不明のままです.

画面サイズの変更 / 2000. 8.20

とりあえず,インストールでは画面サイズが "640x480" と非常に狭くて寂しいので "1024x480" に変更します.
(インストールされていた)「gedit」で "/etc/X11/XF86Config" の該当部分を次のように書き換えます.

  Section "Monitor"
      Identifier  "LCD pannel 1024x480"
      VendorName  "Unkonwn"
      ModelName   "Unknown"
      HorizSync   20-64
      VertRefresh 50-100
  Modeline "1024x480" 65  1024 1032 1176 1344 
                      480 491 493 525 -hsync -vsync
  EndSection
  
  Section "Device"
      Identifier  "NeoMagic (laptop/note)"
      Chipset     "NM2200"
      VideoRam    2560
      Option "override_validate_mode"
  EndSection
  
  Section "Screen"
      Driver      "SVGA"
      Device      "NeoMagic (laptop/note)"
      Monitor     "LCD pannel 1024x480"
      Subsection "Display"
      Depth 16
      Modes "1024x480"
      EndSubsection
  EndSection       
  
ログインしなおせば,設定が反映されます.

ユーザの作成 / 2000. 8.21

ここまで,rootでログインしていますが,そうするとGNOMEがうるさいのでユーザ(foo)を作ります. GUIでもできるのでしょうが,ここでは,昔 FreeBSD でやった方法そのままに行いました.

  1. 「adduser foo」 でユーザを作成.
  2. 「passwd foo」でそのユーザのパスワードを設定.

ネットワーク(LAN) / 2000. 8.21

LANカード(TDK LAK-CD021AX)は既に認識されているので,ネットワークの設定だけです.ここでは,職場と家で使用するため,DHCPに設定しました.

  1. 「su」でrootになり,「netcfg」を起動.
  2. "install"で"eth0"(LANカード)を選択し,種類は"DHCP"を選択.

サウンドの設定 / 2000. 8.21

サウンドは Sound Blaster Pro 互換で設定します. 「su」でrootになり,「sndcfg」を起動し設定を行います. 設定値は次の通り.

  Card Type   Sound Blaster Pro
  I/O PORT    0x220
  IRQ         5
  DMA         1
  

Windowsパーティションのマウント / 2000. 8.22

Windowsとのデータ交換のため,パーティションをマウントします. Windows2000のデータ用パーティション(FAT32)は "/hda6" になっているので,次のようにマウントします.

  1. 「su」でrootになる.
  2. 「mkdir /mnt/win」でマウント用ディレクトリを作成.
  3. 「mount -t vfat /dev/hda6 /mnt/win」でマウント完了.
しかし,毎回これ(1,3)を行うのは面倒なので, "/etc/fstab" に次の一行を追加します.
  /dev/hda6 /mnt/win vfat defaults 0 0
  

これで,マウントされたパーティションを利用できるようになりました.
ただし,SHIFT-JISのファイル名,ディレクトリ名は文字化けしています. これにはカーネルをいじらないといけないようです.

ここで,xMMSを使ってFAT32にあるmp3ファイルを再生してみました. あたりまえですが,ちゃんと再生されました.

スクリーンショット / 2000. 8.24

sleep 10 ; xwd -root -out hoge.xwd
でスクリ−ンショットが取れました.ただし,このフォーマット(xwd)は不便なので変換します. 「エレクトリック アイズ」で開き,右クリック / 名前を付けて保存 / "tif" で保存. そしてできたのが下の画像です.

クリックすると大きな画像が表示されます

これが現在のデスクトップです.まだ設定変更を繰り返している状態.
今の不満は「フォント」,小さく表示すると潰れてしまうので,非常に見づらいです. ただ,現状ではXFree86 - GNOME - Enlightmentの境界/区別が分からず,どこでどのようにフォントを変更できるのかさっぱりです.



RPMパッケージのインストール / 2000. 9. 9

試しにgimpをインストール. rpmファイルを右クリックで開く. そして,(suで)パスワードを入力.
簡単ですね.

もしくは

rpm -Uvh xxxx


CD-ROMのマウント / 2000. 9. 9

CD-ROMのデバイスが "hdc" であることが判明. したがって,suで

mount -t iso9660 /dev/hdc /mnt/cdrom

でマウントok.

毎回これでは面倒なので,root で "/etc/fstab" の該当部分を次のように変更.

/dev/hdc /mnt/cdrom iso9660 user,noauto,ro 0 0

これで,root ではデスクトップのアイコン(シンボリックリンク?)でCD-ROMのマウント/アンマウント/イジェクトが可能になる.
また, user としたので,root のCD-ROMアイコンをユーザ foo のデスクトップにコピーしてやれば,foo でもCD-ROMのマウント/アンマウントが可能になる.

ちなみにアイコンをコピーすると表示される「画」が変わるので右クリック/プロパティから変更する.また,foo ではイジェクトはできない.




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