マンガの情報量

最近,漫画ばかり読んでいるので,「字」の本も読もう.
とは,少し前に思ったことなのですが,「字」の本の方が偉いのか,と自問してしまいました.
もともと比べること自体にあまり意味があるとは言えないですが,ちょっと考えてしまいました.
以前は「活字」よりも「画」の方が情報量が圧倒的に多い,と量的に考えていました.
それはそうなのですが,その中から意味のある情報を拾い出すと,そんなに大差はないような気もします.
表現力の違いを見てみると,叙事的な表現にでは「活字」が滅法強く,「画」の方は遠く及びません.
では,叙情的なものでは「活字」は弱いかというと,そうでもありません.
漫画は「記号」を通して物語が描かれるため,実はその表現力は非常に限られたものである,そうです.
それはよくわかるのですが.
私は,5mm角の小さな絵でも「気に入った」ものがあればその本を買ってしまいます.
また,大分な小説といえども,一つのことを伝えたいがために書かれている,のだと,私は基本的に考えています.
そのとき,一つの「絵」の持つ可能性はやはり大きいのではないかと思います.
いつものようにまとまりが無くなってしまいましたが, 何か「魅せられる」ことを感じるために本を読んでいるような気がします.
これが生きているって感じなのかしら.
□ 読んだ本: 「ステーシー」大槻ケンヂ,どろどろぐろぐろが延々と続くお話でしたが,最後は珍しく救いのある(?)終わり方でした.
ところで大槻さんの「ケンジ」と「ケンヂ」の使い分けはどうなったのでしょうか.
□ 私的再ブーム: 「ケイゾク」TV放映時は半分くらいしか見られなかったので,DVDで補完中です.