サルベージ

忘れていたけどデータのサルベージ。
マザーグース ライム
ライム インデックス / Rhyme Indices のサルベージ
(旧 mothergoosetei.com)
ちょっと古い話ですが。
始めたのは1996年だから20年近く前、
マザーグースの電子化を初めて、それ以来公開しています。
ライム自体は著作権フリーなので、こつこつスキャンしてOCRしました。
htmlページスタイルの変更などに対応しやすいように、
テキストデータはEXCEL(後にOpen Office化)に保存して、VBAでページを吐いていました。
また全文検索エンジンnamazu用に白文も出力できるようにと。
10年位前にはドメインネームも返上して、マザーグースのページ更新を止めました。
その後、Open Officeのオリジナル ファイルを消してしまい、そのまま忘れていました…
まぁ、htmlページが残っているのでオリジナルのテキストも取得できるのですが、
手間なのでそのまま放おっていました。
それに、今日ようやく手を付けたという次第です。
シェルスクリプトでバッチ処理するだけのことですが、
久しぶりの何やかやで、結局4時間くらい、今日の午前中一杯かかりました。
英文、和文合わせて1,350のライムをテキストファイルにして取り出した。
再利用する具体的な目標はないですが、この形でキープしておこう。

よしんば、Rebellion lineがひかれたとしても

そういえば「よしんば」っていう言葉は普段使われないなぁ。
ひだまりラジオ×ハニカム #12 (ゲスト:新谷良子さん)を聴いていて、そう思いました。
文語ではけっこうよく目にすると思うけど、話していて耳から入ってくることはあまりない。
ひだまりラジオ @Lantis ネットラジオ
恐らく私は同年代と比べても言語感覚が幾分古いせいもあり、ラジオを聴いての反応も普通とちょっと違っている気がする。
なんてことを思いました。
リベリオン ラインは
THE IDOLM@STER STATION!!+ 9月23日配信分 @AG-ON
より。
「声優ラジオの時間 NEXT GENERATION」で伊福部崇さんの記事にもありましたが、沼倉愛美さんのラジオ感覚(?)って聴いていて面白いよね。
声優さんのラジオが面白いことの理由の一つに、声優独特の言語感覚があると思います。
アナウンサーやキャスターも言葉に対するこだわりがあると思うのですが、割と日常語より。
一方、声優はアニメだとファンタジーなど非日常的な言葉に絡むこともあるよね。
そんな所があるためだと思うのですが、声優さんの言葉のチョイスってちょっと面白い。
時々、はっとするような言葉が出てきたりする。
私の日常ではあまり出会えない言葉がうれしいなぁ。

印象は

両親と見てきました。
エミール・クラウスとベルギーの印象派 @石川県立美術館
印象派は特に好きではないので、自発的に見に行く事はありません。
今回もチケットがあったので両親について行きました。
何となく今回は、筆運びに着目して眺めてました。
まぁ、普通の油絵ならば筆で絵の具を盛った跡が見えるわけですね。
印刷物ではない本物の場合、いろんな角度から見ると立体だということが実感できるわけです。
それが本物を見に行く醍醐味の一つなのでしょう。
人が筆を使って描くという方法を取る限り、筆運びから逃れられないのでしょう。
これをうまく使った(逃れた?)のが印象派という言い方もできるのでしょう。
写実的正確さではなく、人の目に見えるモノを表現するというのは、何かmp3の圧縮理念を思い出してしまいます。
なんて最初は考えながら見ていたのですが、そのうち違和感が。
ゴッホの絵によく見られるように、波打つような筆運びの流れ(?)を用いた作品もありますね。
また、遠景は大きな筆運び、近景は小さく精密な筆運び、と距離感(?)によって使い分けていたり。
そんな風に見ていると、頭がパンクしました (w
あぁ、絵を見て考えているとキリがなくて楽しいです。
その後はアトリオ(大和)に行って、穴子とかきあげ天丼を食べました。
安芸の穴子飯たべてみたいなぁ。

カワウソ雑話

カワウソの絶滅宣言以来、
あちこちのメディアでカワウソが取り上げられているのが眼につきます。
さて、私は毎週金曜に実家で晩御飯を食べています。
父親の週刊朝日をパラ見していると、
今週号の「パパはなんだかわからない」にこんなお話が、

最後の4コマ目に注目。

「獺祭」てなんか素敵な響きだ!
川獺の「獺」の字は訓では「をそ」ですが、
音では「だつ」というのですね。
広辞苑(第3版):獺祭
カワウソが多く捕獲した魚を食べる前に並べておくのを、俗に魚を祭るのにたとえていう語。
獺祭魚も同じ意味(獺、魚を祭る)。
ちなみに正岡子規の忌日は「獺祭忌」。
カワウソは器用なもので、
一度川に入って魚を捕まえると、
その魚を咥えてさらに次の魚を捕らえる、ということもやります。
以前に見つけた美川町のカワウソが魚を奉納するという話も、
こんなところにルーツがあるのかも。
調べてみると二十四節気はさらに3つにわけて七十二候というものがある。
立春の次は雨水でその初候(2012年では2月19日~2月23日)は
「土脉潤起」雨が降って土が湿り気を含む
なんですが、元々の中国では
「獺祭魚」獺が捕らえた魚を並べて食べる
だそうです。
参考:
二十四節気 @wiki
七十二候 @wiki

田中一村展 2

展示入れ替えがあったのでもう一度行ってきました田中一村展

石川県立美術館
「展示入れ替え」というのは、
いくつかの屏風の裏表の置き換えでした。
でも見られて良かったよ。
それでなくても面白かった!
田中一村展は今週末まで、
次に本物をみるのは何年後になるだろう?
(前に見たのは20数年前)

田中一村展


孤高の画家 田中一村展石川県立美術館
行ってきました父親と、
帰りにCoCo壱番でカレー食べた。
思えば初めて見たのは大学生のとき20数年前。
余った青春18切符1枚を使って、
一日で富山市ー新潟市を鈍行で往復した、けっこう辛かった (笑
冗談はさておき、
やっぱり現物だね。
画集では画の大きさや緻密さ、筆使いが見えないよ。
いや、眼福眼福。
宮崎緑さん(懐かし!)の特別講演も8/9(木)に、
映画「アダン」もシネモンドで上映: 8/4〜8/10 だ。
会期中もう1,2回行くつもり!

文芸的側面:アイヌ編

カワウソはアイヌ語ではエサマン(esaman)。
○カワウソは働き者で立派な外套を着て裕福に暮らしていた。
 他方、キツネはなまけ者でボロ外套を着て、いつも他のものを盗んだりして嫌われていた。
この比較はカワウソやキツネの外見をよく表していて面白い。
カワウソは水に入り捕食するため、毛皮が痛むことは死にもつながる。
一方、映像でみるかぎりキタキツネは、季節によってかなりボサボサな感じだ。
実際に明治以降のカワウソ毛皮の輸出は幾許かの富をもたらしたのだろうが、
それがカワウソに還元されることはなかった。
「毛皮は、その持ち主が着ているのが一番美しい」
と言われるようになるのは、合成繊維など代用品が普及してからだろう。
○カワウソは頭がつぶれていて物忘れが激しい。
 よく物忘れをする者を「あいつはカワウソだ」といい、
 要領を得ない伝言や復命を「カワウソの使い走り」などという。 
これも頭骨が扁平なカワウソの特徴そのものだ。
ただ、カワウソの習性や生態との関係はどうだろう?
水族館や動物園のカワウソは成獣でも、よく小石などで遊ぶが、
寝るときにはケロッと忘れてほっぽり出してしまう。
野生の場合にも似たような事があったのかもしれない。
○ちなみにラッコは好色と見られていたらしく(艶笑譚に出てくる)、
 ラッコの毛を撫でるとその方へなびいたままになっているので、
 誰にでもなびく浮気な女を「あいつはラッコだ」といったとそうだ。
■参考文献

更科源蔵
アイヌ文学の生活誌
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

高校時代に読んだ本。
スズメの神謡が好きでノートに書き写していた覚えがある。

知里幸恵 編訳
アイヌ神謡集
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]
知里真志保 編訳
アイヌ民譚集
[ amazon / 国会図書館サーチ ]

その他大勢でした

約25年前に調べた時、
私の苗字は石川県で多い方から326位だった。
出典:「苗字のふるさと ー石川県ー」北謄印刷、玉川図書館蔵
元のデータは40年くらい前だったかな?
で、最近はどうかと考えていたら、次の本が出ていました。

森岡 浩
決定版 石川県の名字
2010/11/30
[ bk1 / amazon ]

立ち読みで見てみたら、…もはや載ってなかったよ。
リストが300位までしか無かった。
いわゆる「その他大勢」の一員ですね (笑
実は母方も「○島」なんですが、同じく番外。
北陸三県の地名性では「○島」は富山が圧倒的に多いようだ。
父方も母方も江戸時代の末頃ほぼ同時期に富山から移住してきたらしい。

卒展 2012

卒展特集2012 @21世紀美術館
昨日ブラブラと見に行きました。
なんやかやで毎年見に行ってます。
美術素人なので、さっぱり分からないものもありますが、面白いものあったり。
勝手に独りでツッコミ入れたり(ただし心の中で)、けっこう楽しいですよ。

紅白梅図屏風によくある風景

2004年には、
「…金箔や銀箔を使って描いたというこれまでの定説を覆す驚くべき事実が明らかになった。」
「光琳・解き明かされた国宝の謎」 @NHK
今日は体調が悪かったので自転車は休止 @ブログっぽい何か
だったのですが、更に、
「金泥ではなく金箔使用」@中日新聞

まぁ、最新科学による「結果」は時と共に変わります。
単に理解が深まるわけではなく、
どのように解釈するかは人や社会に依存するものですよね。
と思っていたら、
今朝の日曜美術館も面白かった。
水流は銀箔(ぱく)だった~尾形光琳「紅白梅図屏風」に新事実~ @日曜美術館 – NHK