「忍法武芸帳(?) -白土三平」と「ここだけのふたり -?」を見ました.
白土三平は「カムイ伝」とか,色々と読んだ記憶があります.
手塚治虫のようなエロチックな線が好きでした.
(IME2000では”治虫”が変換できますね.ちょっと驚き)
「ここだけのふたり」の回で言われていた”暗黒面”や”ダークサイド”っていうのは,まさしくマザーグースのソレですよね.
一見して”かわいい”ものの後ろに見え隠れしている恐ろしさ,残酷さ,昔話や御伽噺の持っている不気味さそのものです.
私は,「ここだけのふたり」の”暗黒面”を(それとは意識しなくても)感じている読者はけっこう多いのではないかと思っています.
また,最近の「本当は恐ろしい…」のブーム(?)を照らし合わせて,私が/人が”そういうもの”に惹かれるのは何故かということをちょっと考えてみました.
“暗黒面”って何を指すのか,という重要な問いもあるのですが,ここでは置いておきます.
先ず最初に思いついたのが,「共感」です.
人は集団生活において,言うべきではない考えるべきではないこととして隠され抑圧された感情を多かれ少なかれ持っています.
しかし,多くの人はまっとうな社会人として振舞うために,その感情を内面に隠していますから,他人のそういった感情を目にする機会はあまりありません.
ここで,理性的には理解していても,”自分のこういう感情は異常なのではないか”という不安は消えないようの思うのです.
そこで,他人もそれを持っていることを確かめるために,そういうものに引かれていくことがあるのではないでしょうか.
「共感」を通して安心するか,人間とはこういうものだと達観するかは人それぞれだと思いますが.
続きはまた.
読んだもの
ワダツミ vol.2琴義弓介.
琴義さんの線が好きなんですが,もうちょっと抑えたらなお良いと思う,
というより自分好み?
久しぶりの快楽天で道満清明さんのマンガを読みました.
この人の線も好き.
ってすっかり忘れていたのですが.
思い出しついでに,線が好きといえば,いずな よしつねさん.
「Inner Front」を見てファンになりました.
と言ってもちゃんとしたいずなさんのマンガを読んでない.
というか,単行本は出ているのでしょうか?
最近では「フリクリ」で拝見.