星に至る道

日本時間2月1日夜11時頃,スペースシャトル コロンビア号が大気圏突入の際に空中分解し,乗員ら7名が命を失いました.
これから事故とその原因の解明が行われることと思います.
最近,柳沼 行さんの「ふたつのスピカ」を読んでいます.
お話は,日本発の有人ロケット”獅子号”が住宅街に墜落し大惨事となってから10年後,ようやく宇宙への歩みを再び始めた時代.
宇宙飛行士を目指す少年少女の物語です.
物心ついた頃へ宇宙にあこがれた私も一度は宇宙飛行士を夢見ました.
しかし,生きている間には他の星系へたどり着くことが出来ないと知ったとき,私自身の宇宙への夢はなくなりました.
けれども,地道に宇宙への道をたどる人たちへの期待は持ち続けていました.
スカイラブ,バイキング,パイオニア,シャトル,ボイジャー,ミール,…
命を張る勇気もない私は,ただ勝手に応援しているだけですが,立ち止まってもまた宇宙への階段は登りつづけてほしいと思います.
名も知られない多くの人たちが,わずかな飛行士を宇宙へ送り出してきました.
そして,いつか,もっと多くの人が宇宙へ出て行き,本当に星の海を渡る日が来ることを私は信じたい.
最後に,この事故で亡くなられた方々,およびこれまでの宇宙開発で亡くなられた方々のご冥福をあらためてお祈りします.