NHKのクローズアップ現代「元気な会社は”会議”が違う」を見たのですが,うらやましー.
そう思った30代は日本中に一体どれだけいるのでしょう
私事ですが,教室付の教務職員(旧 技官)という職種は大学内では,研究職とも事務職とも言えず,微妙な立場です.
私が工学部に就いた10年前には,学科会議にも呼ばれ,はしくれとはいえ学科の一員という自覚もありました.
しかし,ここ数年は(いつのまにか)学科会議からも呼ばれなくなり,扱いは完全に員数外です.
独法化や統合の情報もさっぱり途絶え,大学どうなっているかはマスコミの情報しか頼りになりません.
先月,数年ぶりに学科会議に呼ばれて出てみたら,今頃ようやく大講座制の話が出てきました.
ちょっと遅すぎないですか?
何年前から改革の話をしてるんですか?
さらに,工学部の教務職員は一つにまとめられて,そこから多くの講座へ手伝いにいく.
という形になりそうです.
これで研究者(教員)への道も絶たれそうですね.
5つの論文があっても,それが全て異なる分野だったら,評価されようがありませんよ.
せめて,その部署に教授を張り付けて,教務職員の研究する権利を守って欲しいものです.
教務職員にも科研費を申請する権利はあるのですから.
今のボスも,私を育ててくれた前のボスも技官から教授になりました.
私も私なりに頑張ったつもりです.
おかげさまで博士号も取ることができました.
しかし,(教務職員の)仕事が先細りってのはなぁ.
チャンスのない競争社会っていうのもなぁ.