虫干しした布団でぐっすり快眠から目覚めた今朝は雨.
「雲のむこう、約束の場所」 の公開予定の劇場追加決定!
今回は金沢シネモンドもあるので,見にいけるかも.
読了:
J.P.ホーガン「揺籃の星 上」
なんか厳しい.
ヴェリコフスキーの「衝突する宇宙(いわゆるトンデモ本の王様)」を逆手に取ったSFだと思って読み始めたのですが.
主人公が政治力学に翻弄される上巻は,私の「自分の力では何ともできない」状況に重なって見えてしまい,正直読むのが苦痛でした.
ていうか,これはホーガンの思いをそのまま反映してるのか?
ホーガンはしばらく政治小説に走っていたそうですが(それらの作品は読んでませんが),揺籃の星もその流れ?
ガニメデ3部作のようなノリを期待してたのですが,科学的なお話は合間合間にちらほら程度でした.
下巻での展開が気になりますが,...
ひとつ困惑したのは,この世界にはインターネットはないのか?
カサハラテツロー「ライドバック 2」
緊張感がいいです.
ただライドバックを出しても機会オタクの話になって浮きまくり,読者の共感も得られないでしょう.
しかし,近未来と学生運動の時代をうまい具合に重ねて,現代のシチュエーションから地続きの緊迫した時代設定を作っていますね.