最近の脳内エンドレスのFREENOTE「ウォークメン」と,ほとんど毎日読んでる西島大介「世界の終わりの魔法使い」がいい具合にシンクロしてます.
今日の午前中は部屋の掃除をしたり,布団のシーツを変えたり,洗濯したり.
昼から自転車でぶらり.
手始めに会社まで行ってみる.
車で20〜25分ですが,自転車でも同じくらいでした(笑.
出勤時間帯は何かと混んでますが,もっといい道を探せば,車よりも速いかも.
その後は犀川を軽く遡上してみる.
大豆田大橋,御影大橋(改修中),犀川大橋,桜橋,下菊橋,上菊橋を潜って春を探す.
それから,錦ヶ丘高校から実家までを辿り,その途中のちょっと前から気になっていた小さな公園を確かめる.
3kmほどの道のりですが,あのころはしょっちゅうルートを変更してたせいか,あんまり道を覚えていませんでした.
それとも歳のせい?
そのまま高橋川,碇川,七瀬川を遡上し,せせらぎ公園経由で鶴寿園近くへ.
高校生の頃,夏の夜にここへ来たときには蛍がいっぱい群がっていました.
夏になったら,また来てみましょう.
走行距離約26km
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言語解析学は誰もが思わぬ発見をした.
至極普通の言葉の中から見出されたソレは,太古の知恵を垣間見せていた.
やがて,多くの言語より再発見されたものたちは,次第に形をなし,一つの世界を構成していった.
自然言語を解析し,その歴史を辿るだけで,人々の満足感は満たされることが無かった.
解析されたソレらを元に,新たな言語を作る試みが始まった.
初めは稚拙なおもちゃに過ぎなかった人造言語は,次第に体をなし,社会の中へと溶け込むまでになっていった.
大きな流れは二つに世界を分けた.
始祖の時代に存在したと言われる地霊言語を追い求める一派と,世界を再構成する世界言語の創造を目指す一派.
その流れは遂に正面からぶつかり合い,北半球全体を巻き込む戦争となった.
戦争そのものは,1年とたたずに終わったが,その後遺症は大きかった.
争いの中で言語が兵器として使われ,それに対抗するために言葉が刃として人々を襲った.
言語は引き裂かれ,言葉は血を流し,文字は涙を貯めた.
ここに至って,人はようやく言葉の中に隠されたソレらの意味を知ったのだった.
それから150年あまりたった頃.
新たに構成されたコンパクトな一つの言語が動き出そうとしていた.
それが,世界の在り方そのものを変えることになるとは,誰も,知る由も無かった.
1990年頃のメモより