金沢ではこの11日までだったので,土曜日に見に行ってきました.
復元された絵巻物は,平成の復元だけでなく,
さまざまな復元が比較されていました.
当たり前ですが,それぞれに趣が違いますね.
技術的な解析が進んだせいか,平成の復元が一番凝っている感じでしたが,
必ずしもベストの復元ではないような気も.
まぁ,私の好みなんですが.
復元絵巻は多くの顔料で重ね描きされているので,
いろんな角度から見ると絵が違って見えてきます.
特に黒地に黒で描かれたものなどがきれいでした.
白地に白or銀もきれいですが.
ちょうど十二単の重ねのようですね.
オリジナルは展示されておらず,デジタル プリントのみでした.
こちらは,いろんな方向から見る楽しみがないのが残念.
なんか,サイズがいいですね(笑.
手にとって眺めるのに,ちょうど良いサイズだと感じました.
なおかつ,横の拡がりは無限です.
本のページを繰るのとは違って,シームレス(笑)に連続的に繋がっていきますね.
面白かったので,また機会があったら絵巻物を見てみたいです.
今度は,手にとって眺めてみたいなぁ.