芽は朽ちほどにものをいい

岩岡ヒサエさんの「オトノハコ」ですが,目(視線と)口が面白い.
きみチンは主人公なので,一コマに一人きりというシーンが多いです.
そのコマの中で,ちょっとうつむいていたり,少し横を向いていたり,
その視線の先は描かれていたり,なかったり,
なのでコミュニケーションの表現と言うよりも,主人公の心理表現なんでしょうね.
「土星マンション」とかは,そうでもないので,
やはり意識して描いているのだと思います.
それに「口の形」の表現が意外に豊かです.
皆で合唱している場面でも,みんな口の形が違います.
私は音楽が不得手ですが,合唱でも音の高低で口の形って違うの?

土星マンション 2
岩岡 ヒサエ
出版 : 小学館
ISBN : 978-4-09-188366-7
発行年月 : 2007.6

土星マンション 3
岩岡 ヒサエ
出版 : 小学館
ISBN : 978-4-09-188408-4
発行年月 : 2008.3

ゆめの底
岩岡 ヒサエ著
出版 : 宙出版
サイズ : 21cm / 185p
ISBN : 4-7767-9255-9
発行年月 : 2005.12