古い本を読んでいて思い出したので,
ネットで検索してみると 動く震電 を見ることができました.
いや,便利な時代になりました.
ヒコーキ好きには有名な「震電」ですが,
20代の技術者が設計することができたユニークさ,
それも戦争末期の混乱期だからこそ可能だった事実.
試験飛行中に終戦を迎え,すぐに破棄される.
後世から見ると初めから終わりまで悲劇です.
しかし,この震電が戦争に間に合わず,
実際に使用されなかったのは反ってよかったのかもと思います.
ちょっと感傷的ですが,元エンジニアのはしくれとして,
自分の作ったものが完成寸前で破棄されるというのは,
言葉に尽くしがたいものがあったと思います.