うーん違う。
「96条改正問題」って言葉がまずおかしい。
自称「改正」なのは自民党(or 安倍さん?)の主張ですよね?
中道的には「変更」なのかな。
まだ草案が出ていないようですが、
自民党の「改正」案と、他の「改悪」反対が、
対立軸なのではないか?
■憲法第9条問題
これも違うよねぇ。
整理すると次の立場があるのかな?
A. 9条変更反対派
とにかく9条の変更は一切しない
B. 9条改正派 1
国防軍の保持、集団的自衛権、先制攻撃などを可能にする変更
C. 9条改悪反対派
B.への反対など
D. 9条改正派 2
自衛隊の解散など交戦権の不保持を強化
これを整理してやっと話が始められると思います。
ただ、次の前提が理解されていないかと。
1. 日本は世界有数の軍隊を保持している。
2. 日本はヘリ空母を保有しているし、さらに大型の空母を建造中である。
1. についてはあまり理解されていないようですね。
海外領土(旧植民地)を保持していない国家としては、日本はダントツの軍事力を有しています。
数年前まで中国(名目上とはいえ)と同程度の国防予算があった、人口比で約1/10なのにね。
など、他国との比較が日本国内で議論されない方が不思議。
(恐らくではありますが、)現在では軍隊の位置づけは国防を主としたものであり、
日本国内で議論されている自衛隊のあり方とほぼ同じです。
少なくとも、「自衛隊は軍隊ではない」という話が通じるのは日本国内だけで、
外国から見れば自衛隊は紛れもない軍隊です。
2. 都合の悪い情報は無視される、日本もそうですね。
最近は中国の軍拡が問題視されますが、
周辺諸国から見れば日本も軍拡しています。
不備はあると思いますが、問題を考える最低限の事柄を上げてみました。
私の意見は後に書くかも、書かないかも。