年末年始の積読消化

この休みは自分比でけっこう読みました。
久しぶりに、簡単に感想を、

宮内悠介, 盤上の夜
買おうか買うまいか迷ってた本を買って読むのが通例となっているのですが、その筆頭がこの本でした。
2014年、何度この本の前で迷ったことか。
そして、表題作が一番面白かった。
理屈を前面に出さずにお話を展開してくれるのが私の好みでした。

高山羽根子, うどん キツネつきの
これは上とは対照的に、パラ見でなんとなく買った本です。
こういうのが好きです。
と言っても、人に理解してもらうのが一番難しい、説明しにくい本です。

酒見賢一, 泣き虫弱虫諸葛孔明 第4部
酒見さんは安心して読めますね。
第三部までに比べ大人しめな感じがしましたが、これは主要メンバーがかなり亡くなって物語の山を超えたから?
それとも?

柴田勝家, ニルヤの島
うーん、まだ消化しきれてないです。
近いうちにもう一度読みたいけれど、
と言っているうちに一年たってそうな予感。

山本弘, プロジェクトぴあの
山本さんはいつもトンデモと科学の縫い目をするりと抜けていきますね。
ディティールは個人的には共感できなかったのですが、その芯にあるものは大好きです。
ある意味、こんな正直に正面突破な作品は珍しいですよね。

市井豊, 聴き屋の芸術学部祭
永らく待ってました。
というか、単行本出てたんですね、知らなかった…
ゆっくりでもいいので、また本出して欲しいです。

堀内公太郎, 「ご一緒にポテトはいかがですか」殺人事件
いつか読むだろうと思ってて、読んでなかった著者です。
森のクマさんも読んでみようと思います。
一年後かもしれないですが。

島田雅彦, 暗黒寓話集
こういうお話が普通に読めるといいですね。
昨今の「あやかし」ブームの影?でこういう空気が醸されると、
次の世代が豊かになると思うのですよ。