前評判が散々だった「アルマゲドン」ですが,見ました.
いや,本当に酷い(笑).
なんというか,気楽に見ていたのですが,全編ツッコミを入れてしまいます.
重大事は判るけど,いきなり「NASAの職員を全員たたき起こせ」はないでしょう.
ロシアの扱われ方も酷いです.確かに現実のミールはかなり凄いことになっているようですが,宇宙飛行士があれでは,浮かんでいることもできないですよ.
しかも,燃料を積み終わると,あわれミールは木っ端微塵.
小惑星になぜか巨力な引力.なるほど,このためにボーリングのプロが必要だったのね.(笑)
「画」は金をかけたCGを使ってハデなんですよね.
というか,この「画」を見るのが目的だったのですが,それもほとんど予告ででてくるのと同じでちょっとガッカリ気味.
最近の予告はクライマックスのいいシーンの「画」を出しすぎ.
昔の「B級映画」っていうのは予算が「B級」だったと思うのですよ.
そういう意味ではアルマゲドンは立派な「A級映画」.
でも,最後に「泣け!」というシーンを持ってくるためだけのストーリでお話は意味なし.
見た目や迫力優先のため,細かい設定やディティールはテキトー.
お金をかけるところが違うんじゃないの.
なんか,変じゃないか映画業界と映画ファン?
本当にこれが売れたのか?
宣伝費をかければ売れるのか?
ファンはこんな作品を望んでいるのか?
とかいいながら,嫌いじゃないんですよねアルマゲドン.
「ゴールデン洋画劇場」とかにぴったりじゃない?という感じですよね.
結局,こういうモノが後の時代に残ったりするんです,きっと.オデュッセイアやシェイクスピアみたいに.
というのは買いかぶりすぎ?
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