この作品がホラーかというと、そうではないと思うのですが(前置き)。
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永嶋恵美 廃工場のティンカー・ベル ISBN 978-4-06-217678-1 [ honto / amazon / 国会図書館サーチ ] |
さて和製ホラーの怖さは、
正体が分からない、動機が分からない故に、
(論理的に)対処できないことによる恐怖だと言われます。
一方、「食べられるものに怖いものはない」という格言もあります。
例えばシーラカンスを最初に食したのも日本の研究者だとか。
SFでは宇宙生物を口にするものも日本では枚挙にいとまがありません。
しかるに「生きている人間が一番怖い」というのが、
一つの結論として導かれるのも仕方のないことかも。
(オチなし)