初めは気が付かなかったのですが、
振り仮名が多いなくらいに思って読み進めていました。
気がつくと、訓読みが多いんですね。
伝言(つてこと)とか。
このお話では文字を読めない・書かない人も多く出てきます。
ざっくり言えば話し言葉は訓読み、
普段は音読みで識っている言葉が訓で綴られます。
改めて訓の美しさが感じられたような気がしました。
単に私が物を知らないだけなのかも知れませんが。
識字率が100%近い今の日本では、もう分からない感覚なのかも。
そんな訳で、また図書館の魔女を最初から読み返したくなりました。
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高田大介 図書館の魔女 烏の伝言 講談社 ISBN 978-4-06-218869-2 [ honto / amazon / 国会図書館サーチ ] |