ハードカバー

学生時代から貧乏性な自分なのですが,なぜか本に関しては「値段を気にしないで買う」性向がありました.
これは「高いものでも勉強のために必要だから」というような高尚なものではなく.
書籍に関しては経済観念が欠落してしまうのでした.
ですから,「なんとなく買った本が結構なお値段で,食費が足りなくなる」ということもままありました.
多分,学生時代の生活費以外の支出では本代の割合が最も高かったと思います.
もちろん,漫画等も入っていますが.
大学生になったばかりの頃,一般教養の講義が面白くて,専門外の書籍をけっこう読んだりしました.
専門書はハードカバーが多いのです.
また,最新のものとなると,図書館にあるとは限らず,古本屋にもないことが多くなります.
ということで,買うしかないということも多かったのです.
他に「ハードカバー」を買う理由は,好きな作家の最新作を読みたいというのが大きいでしょう.
A.C.クラークさんの本は文庫になるまで何年もかかりました.
今でもそうですが.
ハードカバーでなければ,文庫本,しかも古本屋で安くあげました.
もちろん,一番は図書館で借りて読むのでした.
□ 気になること: いつもは冬にしか見れない山の鳥が,今年は7月だというのによく見かけます.

本の匂い

本の匂いといえば,先ず「紙の匂い」.
書店では,あまり気にならない「本の匂い」ですが,古書屋へいくと,けっこう気になります(私は).
特に夏場は.
少し前の時代の漫画や文庫は,紙が良くないせいか,臭いです.
ですから,クーラーの無い少し質の悪い古本屋は,夏場はかなりきつかった記憶があります.
最近はどこでも空調が効いているためか,以前ほど本の匂いは気になりません.
もうひとつ「糊の匂い」というものがあるような気がするのですが,どうでしょう.
やはり,質の悪い糊を使っていると,やや匂いが強い気がします.
特に糊がはみ出たりしていると.
和紙はけっこういい匂いがします.
しますよね.
すると思うのですが.
□ よく食べるもの: 「キムチ」 スーパーでも色々な種類が置いてあるのですが,けっこう当りハズレがあるようです.

しおり

少し前に本棚を整理していたら,しおりの束が出てきました.
けっこう沢山持っていたんだなぁ.と,変に感動してしまったり.
私は,どちらかといえば「しおり」を消耗品として,使い捨てます.
なので,あまり貯まらないはずなのです.
改めて考えてみると,最近は本屋さんでもあまり「しおり」を置いていない気がします.
漢字では「枝折」って書くんですね.
道に迷わないように木の枝を折って,目印にする.ことからきているようです.
天使に道を盗まれないように.
「栞」とも書くようですが.
「しおり」というと「深窓の美少女」というイメージが浮かぶのは私だけでしょうか.
まとまりがない駄文でした.
お気に入り:
Niea_7」 原作(?) 安倍吉俊

カバーをつけますか.

書店で文庫本を買うと「カバーをつけますか」と聞かれるの事が多いですが,最近は,要りませんと答えることが多いです.
私はどこにでも本を置いてしまうので,読んでいるときは大概カバーをかけています.
けれども,本を入れてくれる紙袋を(魚のように)開いて,カバーにするのです.
学生時代にこれをやっていると友達に「貧乏性だね」と笑われました.
昔は書店ごとに様々なブックカバーや紙袋があり,目を楽しませてくれました.
しかし,町の小さな書店が減り,チェーン店が増えると何処へ行っても同じ本が置いてあり,ブックカバーや紙袋も同じ事が多いですね.
紙袋は好きです.
そいえば,本屋さん以外では,紙袋に物を入れてくれるところって殆ど無いですね.
なにかと便利な紙袋,メモを取ることもできるし,鶴も折れるし,いいのにねぇ.
□ 私的再ブーム: 「プラチナ」 曲 菅野よう子,歌 坂本真綾,詞 岩里祐穂

本棚に入るだけの本,ということで,自分の「本の所有量」を400冊に決めたのです.

部屋に本棚は2つあって,一つは「字」の本用で,小説やマザーグース関係,理系などなどの堅い本を入れています.もう一つは「絵」の本用,漫画と絵本に画集や地図です.
去年の引越しをきっかけに,思い切って本棚からはみ出た本を古本屋で処分しました.
で,「本の所有量」を決めたのには,理由があります.
もちろん,経済的な負担と物理的な制約もありますが,最近の自分は,本を「読む」のではなく「消費している」と感じたことです.
小さい頃の,本を大切に読んでいた気持ちを思いだそうと考えました.
初めて「二度買い」をしてしまったのも400冊を越えた頃でした.
また,茗荷好きのためか,物忘れの激しい私でも,「400冊」なら題名も作者の名前も覚えていられそうです.
私には,これくらいが丁度良い上限のようなのです.
読んだ漫画:
「森の魔女たち」1巻,「Moon」,松本花,足穂さんの金属質な匂いがします.
叩くと良い音がします.

台本板

小学校や中学校の図書室で,借りた本の替わりに本棚に入れておく台形の木の板「台本板」なぜか,ふと思い出しました.
木製ってところがいいですよね.
木の匂いがして.今でも使われているのかしら.
あと,貸出し図書を書込む「読書カード」も,公立図書館が磁気カードを採用するようになって久しいので,最近はお目にかかっていませんね.
「本が好き」なのと「図書館(室)が好き」なのは,やっぱり違うのでしょうね.
僕は,全く音がしないところが落ち着かないので,図書館では本だけ借りてすぐ出てきます.
だから図書館はあまり好きではないのかも.
でも本棚とかは好きです.
本屋さんで本の背表紙を詠めているのはけっこう好きかな.大学の付属図書館の書庫の中とかも,棲みたいくらい.
そういえば,高校の図書室は結構好きでした.
昼休み毎に遊びに行っていました.
でもそれは,好きな子がいつも図書室に来てたからかなぁ.

巡回図書館

今日,昼間に銀行へ寄った帰り,町内会の掲示板の中にふと眼に見ついた「巡回図書館」.今でもあるんですね.
小学生のころ,近所に隔週くらいで移動図書館(と呼ばれていた気がする)がやってきました.
今思えば,そのころから自分は本が好きだったのだなと妙な感慨があります.
移動図書館は毎回少しずつ違う書籍を載せてやってくる.
どんな新しい本が入っているか楽しみだったし,次に借りようと思っていた本がなくてがっかりしたり,色んな思いがありました.
それがどんな本だったのかは,もう忘れてしまいましたが.
おじさんと仲良くなって「この次は,こんな本を持ってきて」,とは気が弱くて言えなかったけど,たくさんの夢を運んでもらったと今更ながら感じました.
□ 読んでる本: 「音の不思議をさぐる-音楽と楽器の科学」C.テイラー,あることの参考資料として読んでますが,つくづく自分は音楽を知らないな,と思います.

書評

最近,SFその他をまとめ読み&再読してるのですが,なかなか面白い(と感じられる)作品に出会えません.
もともと選り好みの激しい性格な上,好みが偏っているし,好きなものをたどれば昔へと遡る.
行き着く先は神話と昔話.
なかなか現代(同時代)に出会えません.
ところで,最近は[朝日新聞]や[リウイチのホームページ]での書評を頼りに本を探してるんですが,良い書評って良いですね(変な言い方ですが).
だいたいにおいて,作品そのものより面白い.本を読みたいと思わせてくれる.
中学生のころ,図書館で借りた文庫本を読み終えると,巻末の小さな既刊作品紹介を見て,次は何を読もうかと考えるのが楽しかったことを,久しぶりに思い出しました.
□ 読んでる本: 「戦闘美少女の精神分析」斎藤環,”おたく”をきちんと扱ったものって,面白いですね.自分と照らし合わせてみると特に.
□ 読んだ漫画: 「クーデルカ」1,2巻,岩原裕二,「未来の恋人たち」犬上すくね