おカミさんは神様です

神様関連のマンガがどれだけあるか数えてみようと思ったのですが、
すぐにあきらめました。
ものすごく多そうなので。

瀬川藤子
お嫁さんは神様です。 1
ISBN 978-4-8000-0063-7
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

さて、このマンガもタイトルの通りです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
まま伏線はありますが、
基本のほほんと、のろけまくりで生活しています。
でも日本の神様って本来これくらい身近なものなのかも。
しかし、女性が強いなこの作品。

ハーケンクロイツと万字は向きが逆

ってことを知らない人の方が多いのでしょうか?

TIMO VUORENSOLA, MICHAEL KALESNIKO
アイアン・スカイ
ISBN 978-4-8124-9094-5
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

アイアンスカイ (2012年11月10日)
映画が面白かったのでノヴェライズも読んでみました。
後書きにも書いてあるのだけれど、
単に小説化しただけでなく、映画と相補的な作りになっています。
つまりこれを読むと映画が5割増しで楽しめると。
どちらを先に見ても損のない、お得な作りです。
映画を見ていろいろとスルーしても、
この本を読むとたくさん引っ掛かりができて楽しいよ。
逆にこの本を先に読めば、
そのバカさの(ニヒリズムを含めた)ダイレクトな映像化に爆笑できるでしょう。
どうしようかな2回目、エバQにしようかアイアン・スカイにしようか。

男らしい女性の描く女性向け漫画

が好きなんだと思います、多分。
ていうか本当に作者が男らしいかというと、想像の域を出ないのですが。

西炯子
娚の一生 1
ISBN 978-4-09-132269-2
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

・感情がモチベーション
・論理は手段
ていうのが良いバランスであり、本来あるべき姿だと思うのです。
しかし得てして、
そういう女性は「男勝り」と見られがちで、
そういう男性は「女みたい」と言われるような。
なんだろうね、そんなこと考えた。
4巻で完結らしい。

西炯子
なかじまなかじま 1
ISBN 978-4-592-19731-7
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

足のサイズが24.5cmっていうのは、女性としてはでかい足なんですか?
私は身長177cmで足27.5cmなので、
24.5cmって小さいなぁと思うのですが。
実際にリーチは27cmなのですが、足の甲が高くて普段は+.5cm。
土踏まずが非常に発達しています。

野生動物との距離

椋鳩十
カワウソの海
椋鳩十全集 20
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

やっと読了。
思うところあって、ゆっくりと時間をかけて読みました。
今回、椋鳩十の作品を読んでみて改めて判ったのが、私の(野生)動物観というのは椋鳩十の影響を大きく受けているということ。
そして、それは日本に昔からある思想・理念に立脚するだろうことでした。
例えば、私は野鳥が好きでよく見るのですが、知識は大したものではなく、スズメとカワラヒワを判別できる程度です。
会社勤めの日常生活を送っていても、意外と多くの鳥が身近にいます。
金沢市は都市の規模の割に緑も多く、その外れに住んでいる私の周りでは一年を通じて様々な野鳥を見ることができます。
特に見に出かけていかなくとも。
中高生のころから意識して野鳥を見るようになったのですが、私は双眼鏡・望遠鏡を持ちません。
これらの道具は「野鳥(野生動物)と人との距離感を見誤らせる」と感じるからです。
プロのカメラマンが「ファインダーを覗くと怖さを感じなくなる」といいますが、基本的にはそれと同じ事だと思います。
最近では写メを撮る側のマナーが問われ問題になっていますが、昔は写真撮影の基礎として「ファインダーを除く前に自分の目で見ろ」と言われたものでした。
Gavin Maxwellの「かわうそ物語」は、カワウソの数が減少してしまったスコットランドを舞台にした、中近東原産のビロード カワウソのメルヘンと言えると思います。
余すところ無くカワウソの魅力を伝えることに関しては素晴らしい作品だと思います。
一方、椋鳩十の「カワウソの海」では、(当時の)動物園関係者、素人のカワウソ調査のみならず、欠くべからざるものとして漁師との関係も描かれています。
かつては魚の狩猟採取者として人と共存していたカワウソも、近代では養殖漁業の害獣としての面が描かれています。
毛皮目的の乱獲だけが日本のカワウソを絶滅へと追いやったわけではない。
この作品は言わば児童文学ですが、これからの野生動物と人との共存(その関係は常に形を変えていくだろう)について考えさせられることが沢山あります。
むしろ、なぜこれらの観点が日本人から欠けてしまったのか、そこにも大きな問題があると思うのですが。

G.Maxwell
かわうそ物語 -わが友ミジビル
毎日新聞社
1963
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

Webマンガ

紅玉いづきさんの「青春離婚」で絵を見て気に入ったHEROさん。
このところ「堀さんと宮村くん」を読んでます。
 
この作者もWebマンガ出身なんですね、
読解アヘン
「堀さんと宮村くん」も、そのまま読めます。
最近読んだ HEROさんの本

カワウソの海

椋鳩十
大空に生きる
椋鳩十全集 4
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

椋鳩十先生には小学生時代に大変お世話になりました。
読書感想文はこの本でしか書かなかった (笑
この頃読んで憶えているのは、
椋鳩十全集と茜書房の少年少女SF文学全集だ。
ところがカワウソ関連の本を探して見つけたのが、

椋鳩十
カワウソの海
椋鳩十全集 20
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

読んだ覚えがない?
よく見てみると全集の第2期があったんですね。
図書室にあったのは第1期だけだったらしく、第2期のタイトルは知らなかった。
これから読んでみます。
小学上〜中学向 (笑

図書館の未来と未来の図書館

本が電子媒体に置き換わるのには、いったい何年くらいかかるのだろう?
主たる図書館の本を電子化するだけでも数十年かかると思われるので、
置き換えはゆっくりと進み、100年単位になるのではないかと思う。
その間に臨界点があり、主流が電子書籍へと移行するのだろう。
今現在でも既にそう感じている世代もいるだろう。
しかし、盲目的な電子化信仰(これは宗教)は恐ろしい。
電子化されていない、され得ない情報を扱えない・無視してしまうということだからだ。
現在の日本では莫大な数の本が出版され、恐らくその大部分が数年のうちに消えてしまう。
運が良ければAmazonなどの古書屋で見つかるが、
20年も前の本になるとそれすら危うい。
電気によってシリコン チップ上に留めおかれた情報。
今後、電子化・情報化の実態がどうなるのか分からないが、
いずれは数百年・数千年の安定した保存が可能になる時代が来るのかもしれない。
しかし、今はまだ未来への希望にすぎないだろう。
そんな私の茫漠とした夢想に一つの形を教えてくれたのが、
サエズリ図書館だ。

紅玉いづき
サエズリ図書館のワルツさん 1
ISBN 978-4-06-138838-3
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

物語は第1巻、まだ始まったばかりだけれど、
どんな答えを見せてくれるのだろう?

ようやく読めました

William Olaf Stapledon
オッド・ジョン
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

オラフ・ステープルドンの名前を知ったのは約20年前、大学生の頃だったと思う。
荒俣先生の書評でみて、読んでみたいと思ったが既に絶版状態。
ネットもAmazonも無い時代、地方在住の私にとっては秋葉原へ行くにもお金がかかる。
大学生時代に「Last and first men」を辞書片手に読み始めたが、最初のほうで挫折。
けっこう(時代背景的に)難しい単語が多くて続かなかった。
とかなんとかしているうちに「スターメイカー」が翻訳され(1990)、「最後にして最初の人類」も刊行(2004)。
そのうち「シリウス」が再刊され、日本語に翻訳されたものの最後が「オッド・ジョン」になった。
時々思い出したようにAmazonで探していましたが、
この度数年ぶりに探して見つけたのでポチリました。
閑話休題
新人類(個人)の覚醒からコミュニティの創造と終焉まで、
と要約してしまうとありきたりの物語みたい。
約80年前(1934)に書かれたものだけど、古さを感じない。
面白くて一気に読んだけど一般受けはしないだろうので、あまりオススメしません。
荒俣先生の解説も良かった。
参考:William Olaf Stapledon の翻訳モノ一覧

塩カマス


安かったのでハンバーグにする。
つなぎは加賀レンコン。

焼き上がり。
焼いてみるとレンコンは思ったより水分が多かった。
次は絞って水分を取っておこう。

実家でエアコンを交換したらもらったというラーメン。
それを一つもらってきたよ。
貼ってあるのは、妹ん家に貸したマンガのリクエスト。
四月は君の噓 を気に入ったらしい。