The Little Mermaid

映画館で見た一番古い記憶が「東映まんが祭り」の人魚姫です。

Hans Christian Andersen 著,L.W.Kingsland 訳
Hans Andersen’s Fairy Tales
ISBN 0-19-281699-3
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

先日聴いた “幻実アイソーポス” にもThe Little Mermaidをモチーフにした曲・PVがあって、
Official: sasakure.UK – Little Cry of The Abyss feat. Asako Toki

iTunes: music-video
閑話休題:
久しぶりにJR金沢駅の書店で立ち読みしていたら、
ある作家さんが強く推しているThe Little Mermaidのバレエがあるらしい。
John Neumeier (wiki) 振り付けで前衛的らしいが、
その作家さん曰く原作をよく酌んでおり、某ディズニー作品で腹がたった(?)のを忘れるくらいらしい。
ということでネットで注文して、届くのを待っているところです。
amazonではDVDのRegion code 1の版しかなかったので、hontoのRegion All版を注文。
どちらにしても日本語字幕はないし、バレエ見るのは初めてだけど…
なんとかなるでしょう。

bk1 to honto


左がbk1, 右がhonto。
クロネコはメール便をA4のみにしたので、
これまでメール便だった上のサイズが、宅急便になってしまった。
メール便好きなんだけど、hontoのamazonに対する優位性が少し減ってしまった。

電子書籍で遊んでみる

hontoで電子書籍を買ってみた。
電子書籍はPDF以外では初めてなのでhontoの要点をまとめてみる。
・フォーマットはXMDF (@wiki)
・ビューア(readerアプリ、無料)が必須
・DRMは機器(アプリが端末登録する)に紐付けされる
・購入後1年間ダウンロードは何度でもできる
当然のようにlinux用ビューアがないため、閲覧はおろかダウンロードもできない。
実際に使う用途を考え、iPhoneでアプリ(honto book、無料)をダウンロードし、
iPhone上で書籍を購入した。

こんな感じ。
読みにくくはないが、個人的には文字のサイズはもう少し小さいほうが好き。
ページ番号がないのはちょっと不安。
そこらへんの細かな設定はできないらしいが、
それがアプリの問題かXMDFの問題かは調べてない。
1時間ほどディーラーで待っている間に読んでみたが、
昼間で明るい環境だとそんなに違和感はなかった。
暗いところで読むと眼が疲れそうだけど、試してみよう。
慣れもあるだろうが、紙の本の方が格段に読みやすい。
発展途上なので、時々遊んでみよう、
というのが現状での私の感想です。
参考:eReading Maniacs――「電読」の楽しみ(4):「電子書籍」サービスは収束する @ITMedia
出典は忘れたが、電子書籍やデジタル配信の問題点は
「個人認証に基づくDRM」が存在しないこと。
機器縛り、サービス縛りは長期的な使用に耐えないので、
ユーザは紙の本から乗り換えるのを躊躇してしまう。
完璧なDRMなど不可能だか、
「個人認証に基づくDRM」を策定するか、iTunesのようにDRMフリーにしないと、
電子書籍は紙の本を置き換えられない。
それとも、電子書籍を短期的に「読み捨てるの」が主流になるのかな?
個人的にそれはそれで気持ち悪い。
ちなみに買ったのは次の本。
あくまで私の場合ですが「東北地方太平洋沖地震(3.11)」後の色んなモヤモヤを整理する指針になった。
もちろん、それを取り払う・解決してくれるわけではないですが。

内山 節
文明の災禍
ISBN 978-4-10-610437-4
[ honto / amazon ]

ブックリスト

書影を自前で用意するようにしたので、
リンクを自動生成するバッチを作ってみた。
ファイル名はISBN.jpgにしてある。

#!/bin/sh
DIR=”${HOME}/public_html/images/book/”
OUT=”${HOME}/public_html/images/books.html”
# clear output file
echo “” > ${OUT}
for FILENAME in `ls ${DIR}` ; do
ISBN=`echo ${FILENAME} | awk ‘{print substr($0,0,length($0)-3);}’`
echo “ISBN: ${ISBN}”
echo “” >> ${OUT}
echo “<table>” >> ${OUT}
echo ” <tr>” >> ${OUT}
echo ” <td><img src=\”http://riverotter.xsrv.jp/images/book/${ISBN}.jpg\” height=\”160\”></td>” >> ${OUT}
echo ” <td valign=\”top\”>ISBN ${ISBN}<br />” >> ${OUT}
echo “[ <a href=\”http://honto.jp/netstore/search_10${ISBN}.html?srchf=1\”>honto</a> / <a href=\”http://www.amazon.co.jp/s/url=search-alias%3Daps&field-keywords=${ISBN}\”>amazon</a> ]</td>” >> ${OUT}
echo ” </tr>” >> ${OUT}
echo “</table>” >> ${OUT}
done

結果

honto


※ 画像と文章は関係ありません。
ネット本屋 bk1 が honto になりました。
bk1、電子書籍hon-to、一部有名書店のサービスと統合したらしい?
以下は私の個人的な感想です。
メリットは
・書籍に関するサービスはbk1と同じで、メール便がデフォルト。
・スマホで使いやすくなった。
  iアプリはないけどブラウザで普通に使える。
  bk1はiアプリがあったけど、PCとは別アカウントという残念だった。
デメリットは
・MARUZEN、ジュンク堂、文教堂は北陸三県にない。
  MARUZENとジュンク堂は金沢から撤退している…
・電子書籍はまだ規格が安定しない。
  個人的に電子書籍に積極的に移行する動機がない。
iTunes Music Store のようなサービスが始まるとか目玉があれば、もうちょっと変わったかも。
数年後にまた再編成ある気がするなぁ。
e-honと統合するとか?

料理は娯楽

オカヤ イヅミ
すきまめし
[ bk1 / amazon ]

久々に「腑に落ちた」感じ。
これまで料理関係のマンガや小説は今一私にはピンときませんでした。
でも、これを読んで納得。
「料理は娯楽」
家庭で皆の料理を作っている主婦の方々には申し訳ないですが、
一人暮らしの料理って娯楽だと思います。
・本当に疲れていたりヤル気が無いときには外食や、コンビニで済ませる。
・8割方は何かしら「適当に」作って食べている。
・たまに気が向くと、手の込んだものも作ってみる。
私は音楽かけながら(歌いながら)手を動かしているのが心地いいです。
実家の近くだけど両親と一緒に住まないのは、
物理的に狭くて無理なのもあるけど、
自分で料理作れないとイヤだなという思いもある。

日本人はなぜカワウソにだまされなくなったのか

内山 節
日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか
講談社現代新書
[ bk1 / amazon ]

読んだ動機は、カワウソ絡み。
少なくとも金沢近辺ではキツネやタヌキと同列にカワウソも人を化かしていてた。
それはいわゆる妖怪の範疇には入っていない。
著者は1965年頃を境に「キツネにだまされる」話が発生しなくなったと始めている。
そして、それが現在では「未開な迷信」へと転じられ、だまされることを知性で理解できなくなってしまった過程を説明している。
本著は歴史哲学の視点から考察している。
そのため、残念ながら都市伝説(少なくとも江戸には存在していたろう)との関係や、家庭内での伝承過程については触れられていない。
その点については寡聞にしてまとまった研究が無いようなのでしようがない。
私が思っていたより急速にその変化(史観の転換)は起こっていたようだ。
一方で、母が「カブソに化かされる」話を聞いて育ったことにも納得がいった。
話は違うが、常々思っていた日本人の近代史観、
・東北地方太平洋沖地震後も相変わらずの「右上がり神話」
・明治以降の反省をしない日本人
・明治維新や日中戦争〜太平洋戦争で失われたものが省みられない
などの事柄が歴史哲学の側面から整然と説明されている。
これは正直スッキリした。
無批判な近代化(欧米化)によって、場当たり的な歴史観に乗った単純な知性偏重が日本の迷走そのものだ。
ダーウィニズム以降の歴史観の閉塞感についても興味があったが、これは本著の範疇ではないだろう。

意外に意外な〇〇の行方

似鳥 鶏 (twitter)
午後からはワニ日和
[ bk1 / amazon ]

しかし、最近本当にスカイエマさんの表紙が多いな!
http://emma-sky.com/
閑話休題。
似鳥 鶏さんたら、まぁ文春でもお書きになってたのね。
しかも飼育員ものとは、最近の私の好物ですよ。
やはり、動物園・水族館は裏が楽しそう!
そして臭そう!
私はけっこう何でも臭いを嗅ぐのですが、
(小さい頃はこれでよく叱られた。)
むしろ鈍感なようです。
動物臭いはあまり感じません。
魚ばっかり食べるけど、魚臭いというのが分からないし、
山へ入って青臭いのも嫌いじゃない。
料理番組で「○○で××の臭みを消す」を見ると、
それは風味を消してんじゃないの!
とツッコむこともしばしば。
どこかズレているのかしら?
閑話休題。
意外な恋(?)の行方がエッセンス。
おかしいなぁ、別冊文藝春秋は時々目を通しているはずなのに。

その他大勢でした

約25年前に調べた時、
私の苗字は石川県で多い方から326位だった。
出典:「苗字のふるさと ー石川県ー」北謄印刷、玉川図書館蔵
元のデータは40年くらい前だったかな?
で、最近はどうかと考えていたら、次の本が出ていました。

森岡 浩
決定版 石川県の名字
2010/11/30
[ bk1 / amazon ]

立ち読みで見てみたら、…もはや載ってなかったよ。
リストが300位までしか無かった。
いわゆる「その他大勢」の一員ですね (笑
実は母方も「○島」なんですが、同じく番外。
北陸三県の地名性では「○島」は富山が圧倒的に多いようだ。
父方も母方も江戸時代の末頃ほぼ同時期に富山から移住してきたらしい。

ひらいたかこさん情報〜♪


新情報をいろいろと頂きました。
まずは原画展です。

軽井沢絵本の森美術館
 「マザーグースと童話展 ~ひらいたかこの世界~」 会期:2012年3月1日(木)~6月11日(月)
期間が長いので行けるかも。
そういえば、軽井沢って行ったことないや。
私の大好きな『ディア マザーグース』(架空社)の原画も!

ひらいたかこ
ディア マザーグース
[ bk1 / amazon ]

また、コミック叢書の表紙も飾れられていますね!

ひらい たかこ他著
SIGNAL Vol.1
[ bk1 / amazon ]