にああんだーせぶん

abさんの絵を始めて見たのは「たれめパラダイス」,
それから,abさんのホームページを見に行って.
さて,Niea_7のもう一つの主人公の「貧乏」ですが,「貧乏」感も変わったなぁ,と思います.
戦後の「何も無い」貧乏(私自身は直接知りませんが)とは明らかに毛色が違います.
この妙なリアリティ(生活感)は,下宿生活している大学生の「貧乏」に近いのでしょうか.
決してお金が無いわけではないのですが,生活はスサミがち.
社会人になっても,生活はそのまま延長され,「お金」があっても「時間貧乏」なのです.
恐らく,作者の一人の安倍さんも(お仕事が忙しいため)そうなのではないでしょうか.
もうひとつの見所は,宇宙人.
普通の宇宙人(?)は,何事も無かったかのように,地球人(荏の花人?)に溶け込んでいる.
また,個性的な宇宙人も,謎のインド人やエセ中国人になりきってしまう.
彼らのアイデンティティはどこにあるのでしょうか.
いや,私たちが考えている宇宙人のアイデンティティって一体...
□ 読んだ本: 「ムーミン谷の名言集」T.ヤンソン著/渡部翠 訳,すごく良かったので,父親や母親に薦め,実家においてきました.
□ 実家に帰って: 「墓参り」実家の方では7月に墓参りをします.
「キリコ」と呼ばれる小さな屋根つき行灯をお墓の前に吊るしてお参りです.
少し雨でした.

科学朝日

って面白い雑誌ですよね,ってもう無くなってしまいましたが.
というか,「サイアス」は科学朝日なのですか?
かれこれ20年前ころから「科学朝日」を読み始めました.
当時は,「建築のお話」や「設計からみた進化論(?)」また「SFと未来コンピュータ」など,興味深い企画物が多くありました.
小,中学生だった私には,ほとんど内容は分からなかったのですが,それでも面白かったことを覚えています.
タキオン,フラクタル,カオス,クォークなどの術語は「科学朝日」で覚えました.
高校生くらいになって,少し理解し始めると,更に興味が増していきます.
そして,バックナンバーを読み返し,色々なことがパズルのようにつながっていきました.
「ニュートン」が発刊されたころから,時代が変わり,科学雑誌も絵や写真が多くなり,文章が少なくなっていった気がします.
気のせいか,そのころから,科学雑誌がつまらなくなったように思えるのです.
難しくても,分からなくても,興味を引かれるモノってありますよね.
ところで,科学朝日の創刊は太平洋戦争の開戦の日だったと思うのですが,どうだったでしょうか.
□ 読んだ漫画: 「Niae_7」安倍吉俊,ってまだ買ってないのです.読まなければ,

閑話休題

□ 久しぶりに体調が悪くてダウン,しかも休日(土曜日).
仕事に行くはずだったのですが.
ひたすら眠くて,ほとんど1日中,布団の中. 涼しくて,過ごしやすい,本当に何にも考えない日でした.
日曜日も午前中は寝て過ごし,午後からちょっと買い物. 夜に友達が来てちょっとだけ話をしていきました.
そんなことが,何かすごく久しぶりで,ちょっと元気が出ました.
□ 読んだ本: 「異端の空」渡辺洋二,”空への憧れ”が不遇な時代の中でも,一つの形になり,その出生ゆえに消えてゆく.
エンジニアの夢と儚さが切ないです.
□ 読んだ漫画: 「夏休み」松本 花,女には「ホモ好き」がDNAに組み込まれているのよ.ですか?

マンガの情報量

最近,漫画ばかり読んでいるので,「字」の本も読もう.
とは,少し前に思ったことなのですが,「字」の本の方が偉いのか,と自問してしまいました.
もともと比べること自体にあまり意味があるとは言えないですが,ちょっと考えてしまいました.
以前は「活字」よりも「画」の方が情報量が圧倒的に多い,と量的に考えていました.
それはそうなのですが,その中から意味のある情報を拾い出すと,そんなに大差はないような気もします.
表現力の違いを見てみると,叙事的な表現にでは「活字」が滅法強く,「画」の方は遠く及びません.
では,叙情的なものでは「活字」は弱いかというと,そうでもありません.
漫画は「記号」を通して物語が描かれるため,実はその表現力は非常に限られたものである,そうです.
それはよくわかるのですが.
私は,5mm角の小さな絵でも「気に入った」ものがあればその本を買ってしまいます.
また,大分な小説といえども,一つのことを伝えたいがために書かれている,のだと,私は基本的に考えています.
そのとき,一つの「絵」の持つ可能性はやはり大きいのではないかと思います.
いつものようにまとまりが無くなってしまいましたが, 何か「魅せられる」ことを感じるために本を読んでいるような気がします.
これが生きているって感じなのかしら.
□ 読んだ本: 「ステーシー」大槻ケンヂ,どろどろぐろぐろが延々と続くお話でしたが,最後は珍しく救いのある(?)終わり方でした.
ところで大槻さんの「ケンジ」と「ケンヂ」の使い分けはどうなったのでしょうか.
□ 私的再ブーム: 「ケイゾク」TV放映時は半分くらいしか見られなかったので,DVDで補完中です.

ハードカバー

学生時代から貧乏性な自分なのですが,なぜか本に関しては「値段を気にしないで買う」性向がありました.
これは「高いものでも勉強のために必要だから」というような高尚なものではなく.
書籍に関しては経済観念が欠落してしまうのでした.
ですから,「なんとなく買った本が結構なお値段で,食費が足りなくなる」ということもままありました.
多分,学生時代の生活費以外の支出では本代の割合が最も高かったと思います.
もちろん,漫画等も入っていますが.
大学生になったばかりの頃,一般教養の講義が面白くて,専門外の書籍をけっこう読んだりしました.
専門書はハードカバーが多いのです.
また,最新のものとなると,図書館にあるとは限らず,古本屋にもないことが多くなります.
ということで,買うしかないということも多かったのです.
他に「ハードカバー」を買う理由は,好きな作家の最新作を読みたいというのが大きいでしょう.
A.C.クラークさんの本は文庫になるまで何年もかかりました.
今でもそうですが.
ハードカバーでなければ,文庫本,しかも古本屋で安くあげました.
もちろん,一番は図書館で借りて読むのでした.
□ 気になること: いつもは冬にしか見れない山の鳥が,今年は7月だというのによく見かけます.

本の匂い

本の匂いといえば,先ず「紙の匂い」.
書店では,あまり気にならない「本の匂い」ですが,古書屋へいくと,けっこう気になります(私は).
特に夏場は.
少し前の時代の漫画や文庫は,紙が良くないせいか,臭いです.
ですから,クーラーの無い少し質の悪い古本屋は,夏場はかなりきつかった記憶があります.
最近はどこでも空調が効いているためか,以前ほど本の匂いは気になりません.
もうひとつ「糊の匂い」というものがあるような気がするのですが,どうでしょう.
やはり,質の悪い糊を使っていると,やや匂いが強い気がします.
特に糊がはみ出たりしていると.
和紙はけっこういい匂いがします.
しますよね.
すると思うのですが.
□ よく食べるもの: 「キムチ」 スーパーでも色々な種類が置いてあるのですが,けっこう当りハズレがあるようです.

しおり

少し前に本棚を整理していたら,しおりの束が出てきました.
けっこう沢山持っていたんだなぁ.と,変に感動してしまったり.
私は,どちらかといえば「しおり」を消耗品として,使い捨てます.
なので,あまり貯まらないはずなのです.
改めて考えてみると,最近は本屋さんでもあまり「しおり」を置いていない気がします.
漢字では「枝折」って書くんですね.
道に迷わないように木の枝を折って,目印にする.ことからきているようです.
天使に道を盗まれないように.
「栞」とも書くようですが.
「しおり」というと「深窓の美少女」というイメージが浮かぶのは私だけでしょうか.
まとまりがない駄文でした.
お気に入り:
Niea_7」 原作(?) 安倍吉俊

カバーをつけますか.

書店で文庫本を買うと「カバーをつけますか」と聞かれるの事が多いですが,最近は,要りませんと答えることが多いです.
私はどこにでも本を置いてしまうので,読んでいるときは大概カバーをかけています.
けれども,本を入れてくれる紙袋を(魚のように)開いて,カバーにするのです.
学生時代にこれをやっていると友達に「貧乏性だね」と笑われました.
昔は書店ごとに様々なブックカバーや紙袋があり,目を楽しませてくれました.
しかし,町の小さな書店が減り,チェーン店が増えると何処へ行っても同じ本が置いてあり,ブックカバーや紙袋も同じ事が多いですね.
紙袋は好きです.
そいえば,本屋さん以外では,紙袋に物を入れてくれるところって殆ど無いですね.
なにかと便利な紙袋,メモを取ることもできるし,鶴も折れるし,いいのにねぇ.
□ 私的再ブーム: 「プラチナ」 曲 菅野よう子,歌 坂本真綾,詞 岩里祐穂

本棚に入るだけの本,ということで,自分の「本の所有量」を400冊に決めたのです.

部屋に本棚は2つあって,一つは「字」の本用で,小説やマザーグース関係,理系などなどの堅い本を入れています.もう一つは「絵」の本用,漫画と絵本に画集や地図です.
去年の引越しをきっかけに,思い切って本棚からはみ出た本を古本屋で処分しました.
で,「本の所有量」を決めたのには,理由があります.
もちろん,経済的な負担と物理的な制約もありますが,最近の自分は,本を「読む」のではなく「消費している」と感じたことです.
小さい頃の,本を大切に読んでいた気持ちを思いだそうと考えました.
初めて「二度買い」をしてしまったのも400冊を越えた頃でした.
また,茗荷好きのためか,物忘れの激しい私でも,「400冊」なら題名も作者の名前も覚えていられそうです.
私には,これくらいが丁度良い上限のようなのです.
読んだ漫画:
「森の魔女たち」1巻,「Moon」,松本花,足穂さんの金属質な匂いがします.
叩くと良い音がします.

台本板

小学校や中学校の図書室で,借りた本の替わりに本棚に入れておく台形の木の板「台本板」なぜか,ふと思い出しました.
木製ってところがいいですよね.
木の匂いがして.今でも使われているのかしら.
あと,貸出し図書を書込む「読書カード」も,公立図書館が磁気カードを採用するようになって久しいので,最近はお目にかかっていませんね.
「本が好き」なのと「図書館(室)が好き」なのは,やっぱり違うのでしょうね.
僕は,全く音がしないところが落ち着かないので,図書館では本だけ借りてすぐ出てきます.
だから図書館はあまり好きではないのかも.
でも本棚とかは好きです.
本屋さんで本の背表紙を詠めているのはけっこう好きかな.大学の付属図書館の書庫の中とかも,棲みたいくらい.
そういえば,高校の図書室は結構好きでした.
昼休み毎に遊びに行っていました.
でもそれは,好きな子がいつも図書室に来てたからかなぁ.