今年も発表になりました,文化庁メディア芸術祭
アニメーション部門 優秀賞
電脳コイル やっぱりね!
でも,大賞じゃあないのね.
「天元突破グレンラガン」はちょっとしか見ていないけど,熱いね!
「うっかりペネロペ」って3DCGだと思ってたけど,どうなの?
マンガ部門 優秀賞
海街diary
これも続きを読みたい.
話は変わって,
水上悟志さんの新連載「戦国妖狐」が始まります!
おがきちかさんのページに “さ○だれ” のラクガキ発見!
能登はやさしや土までも
まだあげそめし前髪の…
言葉は短いほど良い.
とは,誰の言葉でしたっけ?
必要充分ならば,多すぎる飾りは不要ですよね.
ただ,現実はなかなか気持ちは通じなくて,
時として非常に多くの言葉を必要とします.
またあるときは,2クールのアニメが必要になることも.
さて「電脳コイル」の放映が今日終わって,まだ余韻に浸っております.
いやー,良かった.
私の中では「未来少年コナン」を越えて,生涯ベストアニメになりました.
最終回もいろんな意味で涙したのですが,
この物語の行き着いた先は…
ネタバレなので,以下は追記で.
“まだあげそめし前髪の…” の続きを読む
昨今,野球漫画事情
ストライプ ブルー 1

ストライプ ブルー 2

森高 夕次原作
松島 幸太朗
出版 : 秋田書店
ISBN : 978-4-253-21341-7 / 978-4-253-21342-4
発行年月 : 2007.11
普段は野球マンガって読まないんですが,
評判が良さそうだったのと,本屋で表紙みて,
つまりは表紙我買いですね,もちろん2巻です.
周りのアクが強かったり,いろいろと伏線があったりで,
いまいち主人公の影が薄いです.
でも,それが変わっていくのがこのマンガの,これからの面白みでしょうか?
白球少女 1

山崎 毅宜著
出版 : フレックスコミックス
発売 : ソフトバンククリエイティブ
ISBN : 978-4-7973-4545-2
発行年月 : 2007.11
帯で既に「野球漫画の皮を被った何か!!」って煽ってる.
確かに1巻まるまるで,まだ野球が始まってません.
でも,すごい元気.
スコアブック

小箱 とたん
出版 : マッグガーデン
ISBN : 978-4-86127-427-5
発行年月 : 2007.9
これを野球漫画と言い張る作者がすごい.
# 小箱さんは野球知らないそーです.
単に「ブック」つながりなのかしら.
ちなみに,しおりは髪を下ろしている中学時代の(?)空閑さんでした.
江豆町

小田 扉著
出版 : 太田出版
ISBN : 4-87233-856-1
発行年月 : 2004.7
野球とは関係ありませんが,
「ドリームバリュー」というスポーツが出てきます.
なんとなく思い出したので,並べてみました.
カレーとか柔らかいもの
夕焼けこやけ
焼飯のような
超能力浪人だッ!!
復刻海軍割烹術参考書

猪本 典子写真
前田 雅之現代語訳監修
出版 : イプシロン出版企画
サイズ : 21cm / 167p 図版32p
ISBN : 978-4-903145-24-2
発行年月 : 2007.9
週刊朝日の書評欄で紹介されてました.
かなり幅広い料理が紹介されているので,おいおい作ってみようと思います.
ていうか,最後の方はカレーの話になっていて,
巻末には「日本のカレーの歴史年表」です.
図書館革命

有川 浩著
徒花 スクモイラスト
出版 : メディアワークス
発売 : 角川グループパブリッシング
サイズ : 20cm / 333p
ISBN : 978-4-8402-4022-2
発行年月 : 2007.11
「図書館戦争」を買ったときは,小説のコーナーに置かれていました.
「図書館内乱」の時は,小説コーナーでもラノベ寄りになってました.
「図書館危機」では,小説コーナーとラノベコーナー両方に,
本巻では,とうとうシリーズがTVアニメ化に…
サイコスタッフ

水上 悟志
出版 : 芳文社
ISBN : 978-4-8322-7663-5
発行年月 : 2007.10
甘酢っぱ!
「萌え」全盛のこの時代に,そうではない方向性のマンガっていうだけで貴重だと思います.
個人的には,こういうものこそOVA化してほしいです.でも需要が少ないから無理かなー?
今年のマンガBest 1 です.
クトゥルー神話の本

東雅夫 他
出版 : 学研
サイズ : 21cm / 209p
ISBN : 978-4-05-604901-5
発行年月 : 2007.9
いつか出会うだろうと思っていました.
ルルイエ,瑠璃家とか良く聞くけど元ネタなんだろう?
って調べたらクトゥルーだったので解説書を読んでみました.
ネクロノミコンとか,ツァトゥグァとか良く聞くのもコレだったのね.
しかし,ダゴンが珍味って,…
まぁ,食べれるものに恐いものはないとは言いますが.
ヒャッコ 2

カトウ ハルアキ著
出版 : フレックスコミックス
発売 : ソフトバンククリエイティブ
サイズ : 19cm / 154p
ISBN : 978-4-7973-4546-9
発行年月 : 2007.11
学園コメディー,なのか?
メカ虎子はダンボーを越えるかもしれないと思います(ウソ).
ベーオウルフ, 2005 カナダ
日本未公開じゃしょうがない,ということで先週DVDを買ったばかりの ベオウルフ.
いまさっきTVのCMで 12/1 公開って…
随分昔に岩波文庫版を買いましたが,恐らく読んでない?
とりあえずDVDを観てから考えます.
物語は始まらない 4
団体で御観光さんたちが押し寄せてきたので,私達は部屋を後にした.
「タレルの部屋」は美術館の一展示室なんだけど,四角く切り取られた空が借景になって眺められる.
街家の中庭のよう.
いつでものんびりできる場所,ただし人があんまりいない場合に限られる.
「まだ,ちょっと気持ち悪い.」
とはマサキの言,昨夜のお酒がまだ残っている.
「チハちゃんは,平気そうね.」
それはそうだ.
一緒に飲んでいたけど私は,そんなに飲めない.
それでも,昨日は彼女に付き合わされてけっこう飲んだ方だ,
「少し頭イタいかも.」
「いつも休みの前の日に飲んでるから,休日の午前中は寝て過ごすけどもったいないよね,」
「だから,明日は早起きして遊びに行こう.」
というなりゆきで,珍しく日曜の朝から二人でつれだって来たというわけ.
朝はといっても,待ち合わせは結局10時まで延長された.
秋口の晴天で気持ちが良いはず,飲んでいなければ.
そのせいか,美術館を出ると観光客が今日はとりわけ多いようだ.
すぐそこの兼六公苑はいわずと知れた観光名所だし,
金沢城では二の丸御殿の復元が始まり,つい先日部分的に公開が始まったところだった.
このあたりは華やいだ空気に満ちている.
「観光さん,すごいね.」
「ほやね.」
昨晩2時まで飲んでいた二人にとっては,その賑やかさはちょっとしんどい.
スクランブルの交差点を渡って広坂を登る.
坂の途中で,右側へ分かれる石段に入る,と,途端に静かになる.
木々が生い茂り昼間でもかなり暗い.
つい先までの宣騒がウソのよう.
この道は,御観光さんはほとんど通らないし,ここの人もあまり利用しない.
はっきりいうと何にもない.
何にもないとはいえ,石段を登りきって少しいくと,木々に囲まれた洋館がひっそりと建っている.
もとは陸軍第九師団長の公邸で,今は休憩所として公開されている.
優雅なつくりの応接間に入ると,ソファに座ってのんびりする.
ソファは,豪奢な部屋に相応しいとはいえないが,
一般客向けとしてはけっこう上等なもので,フカフカだ.
部屋の中には,やはり,他のお客さんはいない.
ここは二人にとって,隠れ家というか逃げ場のような場所として重宝していた.
「あと,ひと一月か,」
私は自分に確認するように,声に出して言った.
道路をはさんで向かいにある兼六図書館が,お城の中に移転する.
同時に休憩所も改修されるため,しばらくは入れなくなる.
「じゃ,今日はここで一日ぐうたらしよう.」
若い女の子が,こんな所でひきこもりなんて,
「もう女の”子”じゃ,ないよ〜.」
「はい,はい.」
しばらく休んでから遅めの昼ご飯を食べに向かった.
そばかうどんにしよう,ということで一致したけれど,
寿限無か砂場か,というところで意見が分かれた.
そんな秋の日だった.







