いろいろある,妄想にも

楽園通信社綺談
佐藤 明機
コスミック出版 (2006.10)

「イヤ動物」や「くつしたはく?」の偉い人,佐藤明機さんの単行本.
商業誌出していたのを今回初めて知りました.
鳥山明ばりに,絵に立体感がありますね.
見ているだけで,楽しいです,3D的に!

二十面相の娘 8
小原 慎司
メディアファクトリー (2007.2)

ついに完結.
おお,アイスナインかアイスセカンドか,ってところですかね?
小原さんもけっこうSF者なんですね.
シリアスもなかなかよかったですが,
「パノラマ デリュージョン」も面白そう.
途切れることなく小原さんが読めるのもうれしいです.

かみちゅ! 2
鳴子 ハナハル著 / ベサメムーチョ原作
メディアワークス (2007.3)

全2巻完結ですが,なかなか濃いですね.このくらいがバランスよくていいかと.
なんでも「ハナハル時空」というんですか?
個人的には章吉君の空回りっぷりとか,報われなさっぷりとかがかなりツボ.

エマ 8
森 薫著
エンターブレイン (2007.4)

番外編の総集編ですが,
あとがきの「だって描きたかったんだもーん」が全てを語っています.
愛があるよね.どのキャラクターにも物語がある.
だから,番外編でも充分面白いです.
ところで若き日のケリーさんってツンデレ?

未来日記 3
えすの サカエ著
角川書店 (2007.3)

歯車のかみ具合が微妙にずれていて,一周してかみ合ったような?
異常なんですが,不思議なユーモアがあるマンガです.
ていうか,「エリート的に!」が妙に可笑しい.

鍋いっぱいの筑前煮


んめ

唐沢センセの講演に行く前に,兼六園をブラブラしました.
梅が見頃でしたよ.



夕方から晴れてきたので,ちょっと歩いてマルエー(スーパー)へお買物.
夕焼けがきれいでした.

地震経過

朝に地震があって,お昼ごろに友達から生存確認の確認が.
千葉と大阪の友達からでした.
ケータイとSkypeでしたが,どちらも普通につながりました.
大阪の友達からは,その前にeメールでも来てたのですが,
千葉の友達と長電話してたので,返信したすぐ後にSkypeのコールが来ました.
話をしてたころは,割と気楽なものだったのですが,
その後,ニュースを見ていると,被害がだんだんとあきらかになってきました.
これが100年前なら,数百,数千の被災者が出ただろうとは思いますが,
今の時代でも,あれだけの地震があればただではすむはずはないのですね.
以前に金沢城の歴史を読んだとき,100数十年ごとに地震の記録がありました.
明治以降では大きな地震は記録されていませんが,
金沢も日本の他の地域と同じように地震の危険性は大きいのですね.

能登沖で地震

9:42ころ,地震がありました.
私自身は被害がないので,コレを御覧の方は安心してください.
実家の方も大丈夫でした.
たいしたことはないのですが,
30cmくらいの水槽で高さ5cmくらい下の水位でしたが,
揺れで少し水がこぼれました.
神戸地震や2年前の中越地震のときは富山にいたのですが,
そのときより感じた揺れは小さい感じです.
むしろ金沢市よりも富山市の方が揺れは大きいようです.

ぼーだーらいん

あさやけぼーだーらいん
茶太さんのボーカルなので.
なんだろ,
懐かしいわけでもなく,癒されるわけでもなく,
初めて聴く感じに近かったので,じっくり聴き込んでみます.
# いまだにメシクワセーが頭で鳴り響いている.
KAudioCreator CDリッパー(+Lame)でリッピングしたら,
タグ情報が文字化けだったので,方法を考えよう.
今回はとりあえずAmarokで修正/iPodへコピーしました.

怪獣と20世紀の夢

唐沢俊一講演「怪獣と20世紀の夢」『クラシック・アニメの幻想世界』
於: 21世紀美術館
日時: 2007/3/24 16:00〜
面白かった〜!
唐沢センセ,TVと同じ! ていうか,本と同じ!
えっと1920年代〜30年代のアニメ(特選)を幾つか上映しながら,
唐沢センセが講演されました.
上映されたのはフライシャー兄弟のものとか,
宮崎センセのラムダの元ネタもやりました.
# つい先日YouTubeで見てたのですが.
「怪獣が町を壊す」ことについては,
進化しすぎた文明に対するアンチテーゼ云々の話もありましたが,
もうひとつあるような気も.
小さいころ,砂場で山とか作ったりして遊ぶときって,最後に必ず自分でぶっこわしましたよね?
川でダムを作ったり,木とか土とかで砦を作ったりしても,
壊すまでが遊びでした.
自分達で積み重ねて作り上げたものを,自らの手で壊す喜び(?)みたいなものが,
ある程度は普遍的にあるような気もするのですが,どうなんでしょうね?
第2回が4/7にあるので,それも聴きにいきます!

電車の音は,川の流れにも似て

DVD: 珈琲時光
2003年作品
出演: 一青窈, 浅野忠信
監督: 侯孝賢
小津安二郎生誕100年記念作品だそうです,知らなかった.
ファンが見ると,まんま一青窈さんのプロモーション映像ですね.100分あるけど!
私は,こういう台詞の少ない映画って好きです.
仕草や物越しだけでなく,無言が語る言葉って多いですよね.
ていうか,そちらの方が日常的なんじゃないかと思います.

諸葛亮孔明,熱唱す

泣き虫弱虫諸葛孔明 第2部
酒見 賢一著
文芸春秋 (2007.2)

相変わらずの酒見節が楽しいです.
まさか三國志で「残酷な天使のテーゼ」フルコーラスが孔明の口から流れるとは!
歴史物は敬遠がちだった私にも読みやすいので,是非中学校くらいの副読本にしてほしい.
そしてトラウマに…

夏のあらし! 1
小林 尽
スクウェア・エニックス (2007.2)

主人公の眼鏡君がたってますねぇ.
スクランは集団主人公っていう感じでしたが,(私の中では過去形になってる?)
そちらでは出てこないキャラなので,なんか面白い.
主人公ガンバレ.

レイモンド 1
田丸 浩史〔作〕
富士見書房 (2007.3)

こちらは濃ゆい人達御用達です.
恐らく極一部の人を除き,クソ面白くないダメなマンガ?
内容はともかく,オビの「…って誰も頼んでねえよ.」ってのは「田丸浩史,新境地開拓!」にもかかっているのか?
あと田丸さんのインタビュー記事が充実していて,
デビューから最近までの道のりが概観されている半生の記録としても,
ファン垂涎,内容はともかく!
そうか,超兄貴って再刊されているのか.

よにんぐらし 1
宇仁田 ゆみ
竹書房 (2005.5)
よにんぐらし 2
宇仁田 ゆみ
竹書房 (2006.5)

「マンガがあればいーのだ」の宇仁田ゆみ特集を見て読みたくなりました.
普通の幸せなんですが,
普通の幸せだからこそ,
私はどうして普通から遠いのだろうと考えてしまいます.

金魚


金魚

先週買った新兵器というのは水槽でした.
一週間,試験的に(?)運用した結果,水温は13℃〜20℃くらいで安定しています.
ということで安心して,土曜日は本命の金魚を買いに行ってきました.
リュウキンの雑種(?)を4尾,赤に黒ブチx2,白にブチ,フナ色です.
商品価値は低いけれど,元気そうで大人しそうなのをみつくろいました.
酸素パックのまま水槽に入れたときは,じっとしてましたが,
30分ほどおいて,少しずつ水を会わせ,水に放すと元気に泳ぎだしました.
とりあえず一晩たって異常はないようです.
見ていると,いつも隅の方に集まっていたりするので,
水草とか陰になるようなものを入れた方がよさそうです.
今は金魚石を敷き詰めているだけなので.
ちなみに金魚石は,富山にいたときよく海へ行っていたので,
そこで拾い集めていたゼリービーンズ ガラスです.
加えて,とある目的で買ってあったビー玉とか.
今は,名前をどうしようか考えています.

立体TVの夢と現実 2

本物の立体TVって何だろうって考えると,
立体表示のみならず色々な条件が必要そうです.
■. 周辺環境を認識し,適切な表示を維持する
これは普通のTVにも欲しい機能ですね.
周りの明るさによって輝度やボリュームをある程度自動的に変える.
昼間は輝度を上げてとか,夜は輝度を下げて音量を絞るとか.
立体映像には背景がないので,ここら辺はよりシビアになりそう.
■. 視聴者の位置を認識し,最適な映像を構成する
「多方向から見える」ことは立体TVの最大の特質ではないはず.
それだけなら,2次元ディスプレイが視聴者の位置にあわせて映像をコントロールすればいいだけです.
立体映像の醍醐味は,奥行き方向の情報を最大限に活かした表現でしょう.
そして,人間の目には透視能力がないので,半透明な表示など多層的な情報表示の工夫が必要でしょう.
そのためには,恐らく視聴者の位置認識が不可欠になります.
逆説的になりますが,本当の立体映像は視点の位置を選ぶものになると思います.
以下蛇足です.
ネタ(妄想)で,立体映像の原理を中心にしたSFを考えていました.
交差させたレーザーを「量子遅延効果(妄想)」によって発光させ,空間上で結像させる.という原理.
大学の研究室を舞台に,透明な樹脂ブロック内で10x10x10ドットの解像度で試作品を作るという粗筋でした.
時代は10年後くらい,日本の大学は予算縮小で(極一部を除き)弱体化し,
企業を含め日本全体の技術力基盤の縮小に歯止めがかからない悪循環という背景.
主人公は期待されていなかった大学院生ですがこの試作品をきっかけに,
講座内,大学内,企業の社会力学(政治)に巻き込まれる.というお話です.
発明としては,結局海外のメーカーが先駆けて製品化されてしまいます.
職人的な技術力に高いものがあっても,システムとしてそれを活かせない日本の弱さの結果として.
主人公はこの成果を捨て,新たなスタートに立つのですが…
いつか形を変えて,ちゃんと書きたいものです.