正月のメモ

絶版書籍、ネット閲覧可能に・政府が著作権法改正へ
色々と問題は出てきそうですが,利用者としてはありがたいですね.
著作権絡みの問題としては,久しぶりに利用者側の主張が出てきた気分です.
拡張色空間「xvYCC」
うへぇ,これは知りませんでした.
早くPCでもこれを利用できるようになってほしいものです.
パソコン作業を華麗にスピードアップ(100tips) -Windows
なかなか実用的ですねぇ.ときどき参照できるようにメモメモ.

KDE + Xgl + 日本語入力?

面白くてBerylを使っているのですが,日本語入力に困ってます.
uim + anthy で「入力方式の切替え」にanthyが出てこないのそちらの問題かと思ってましたが,
SCIM + anthy だとちゃんと使えています.
ただ,SCIMだと今度はSkypeが動かなかったり,面倒です.
日本語変換自体もuimに慣れてしまったし…
もう少し試行錯誤.

沢木バクダン

もやしもん vol4に出てきた塩硝ですが,
「加賀藩云々..」とあったので正月に親に聞いてみました.
親父いわく,五箇山で作っていたらしいとか?
母親いわく,杉鉄砲(杉の実を玉にしたおもちゃ鉄砲)の玉のことを塩硝と呼んでいた,とのこと.
んー知らんかった.

夜走る

この正月はあまり本を読む時間がありませんでした.
1冊だけ.

さよなら妖精
米沢 穂信著
東京創元社 (2004.2)

作者のデビュー作ですね.
読み始めるタイミング逸してからほったらかしにしてました.
がしかし,読みはじめると一気に読ませます.
一人の人間ができることって,あまりにも小さいのですが,
それに始めて気づくこと,自分の力を思い知らされるって大きなことですよね.
それから全てが始まるわけですが.
いろいろ思い返しました.

アカトキの杖とカワタレの杖

狩人族は高位の魔法を用いなかったが,
その最高の術をして行われたのが二本の杖の創造だった.
この杖は錠であり,鍵となる者が杖を握ると,それぞれの内に玉を生じる.
また,二本の杖が出会うとき,そこに
至宝の玉,プウリを生じるという.
アカトキとカワタレの名はその置かれた地に由来する.
アカトキの杖は東の端,マク王国の東に置かれ,
カワタレの杖は西の果て西方王家の元に置かれた.
そして,最後に世界を守るために,その日まで隠され続けた.

ルシルオン

ジュッタ=ルウィク公家代23代当主の忘れ形見.ヴァシュウの息子.
西海の真ん中で生まれた.
16の頃母を失い,北方の地より流浪の遊子となる.
そのたどる道筋は,スオルンやサリュらが歩んだ道であり,
人族の歴史でもあった.
彼はその道をたどり,エジュと出会い,そして火の山へたどり着く.
しかし彼は成長しない.大人にはなっていない.
それはまた人族の種族としての運命でもある.
パルムと闘うルシルオンは何も見えていない.
世界はおろか,眼前の敵,また自分自身さえも見えてはいない.
パルムが人族の将来を憂えて世界を終わらせようとしているのに対し,
ルシルオンは全て個人的なエゴで行動し,皮肉にも最終的には世界を救う.

老竜と若者の会話

「お前は何も知らんのだな,わしを,このハルブアルを知らぬ竜族がおろうとは.」
竜は巨躯を横たえたまま,頭だけを巡らせて,うなるように話し始めた.
「私は竜族じゃない,人族だ.」
老竜は怪訝そうにうなり,息を吐き出した.
それはハルブアルにとっては笑いだったのだが,
始めて巨竜に出会ったシリオンには知る術もなかった.
「そうか,お前たちが『いそぎすぎた者』たちか,
なるほど,羽根も尻尾もないときておる.
高貴な蜥蜴共とも違うようだな.
非力な上に使う言葉も幼稚ときておる.」
ハルブアルは満悦そうに一人言ちた.
「この剣を持っていくがいい.人の子よ.
こいつはわしが昔,おろかなものどもから守ったものだ.」
この剣は”最後の時”に運命の者が手にするものだ.
これをやろう,『最後に表れた者』.
そして,お前の好きに使うが良い.
『水の舞』はどこへ渡ろうとも,
いつも必ずお前たちの許へ帰ってくるだろう.
必要な『その時』にはな.」
そして,その剣は人族の手に渡された.

星への扉 -序文

その光はこの数千年の間,絶えてひさしいものだった.
かつて空一面に満ち,星々を往来した者たちを彼らは覚えていた.
その光はゆっくりと,しかし確実に強さを増した.
一世代を数えるころには,昼間でももっとも明るい星となった.
光の時代はとうの昔に終わってしまった.
子供のように無邪気だった人類もどこかへ消えてしまったのだった.
この光は,その人類の迷い子だろう.
星の海を渡ってきた,恐らく最後の船は,
長い道のりを越えてやってきた.
そして,永い時間を越えて.

雑記

最終戦争後の世界は,それは生き残った者の方が苦しいといわれた時代だった.
かつての強権は消え去ったものの,人々の社会は至るところで崩壊してたし,更に崩れつつあった.
冠山が火を噴き,その煙が大地を覆ってから,大陸から陽の光が無くなった.
北方を覆っていた万年氷は次第にその勢力を増し,年ごとにその版図を拡大していった.
かの教団が滅びて後,世界を統べることはもはや苦しみでしかなかった.
収穫は日毎に減り,戦争で傷ついた者たちは飢え,また荒れた土地を追われるように人々が彷徨う.
そこかしこで略奪が行われ,人が人を殺す,生きるために.
かつて白い魔女と呼ばれたキャリオの法術も,この人々を救うことをできなかった.
年をおうごとに小さくなる人族の生活圏の中で,確実に減っていく人族.
そして最後の希望である東方の聖域.
竜族の魔法が施されたという森は,いまだに人族を寄せ付けず,
数百年に及ぶ沈黙を守りつづけていた.
人族にはもう時間がなかった.
1997. 8.14

kubuntuでダイアルアップ

参考 http://j2n3.com/kuroki/blog/2006/12/12/16
/etc/ppp/optionsを編集し,次のパラメータを0に設定する.
lcp-echo-interval 0
kpppで接続する.
設定/モデム/デバイス/モデムデバイスは/dev/ttyACM0を選択
W42Sでダイアルアップできてます!
ところが, pingしても帰ってこない…
今日はここまで.