私に親友と呼べる人がいるなら,それは間違いなくユウだ.
ユウはチャベだ.とにかくよくしゃべる.
私はというと,ほとんど聞き役に徹している.
「話すのは気持ちいいが,聞くのは楽しい.」
と言ったのは誰だったか?
私にとっては,そんな感じだ.
ユウはお祖母ちゃんの形見にオロシガネをもらった.
オロシガネはその機能のシンプルさ故に普遍であるという.
そのため,その形は100年近く変わっていない.
件のオロシガネは銅製のほとんど装飾のないものだ.
やや肉厚で,長い感じもするが,
近所の雑貨屋に置いてあっても違和感はないだろう.
「おろす」行為は雄々しいものだという.
そして,オロシガネの手入れは慎重を期す.
冬のさかむけに噛みついたり,
不用意に扱うと,必ずとばっちりを食らう.
ユウにかかれば,ひとつのオロシガネにも,
7つの不思議と10の神秘が語られる.
もし,ユウが冒険者であるならば,
その伝記を書くのが私の役目だろう.
さて,明日はどこへ探検に行くのかしら.
おろしがね 2
もみじおろし,が恐かった.
実際に料理を始めてみると,包丁が手を切ることは滅多にないと気づく.
もちろん,刃物を扱うので慎重になっているのだろう.
それに比べて,オロシガネは意外と伏兵である.
力を入れすぎる,手元が狂う,擦るものの形もだんだん変わっていく.
そして,赤いモノが混じってしまう.
「もみじおろしには,人間の血が入っているんだよ.」
と幼ない私に,教えてくれたのは3つ上の兄だった.
幼さに見合った素直さも持っていた私は,その言葉を鵜呑みにした.
ご丁寧なことに,兄はこのことは誰にも言ってはいけないと釘を刺した.
それ以来,私はもみじおろしが恐くなった.
去年のお盆に,そのことを兄に話したら,まったく覚えていないと言われた.
考えるまでもなく,兄が私についたウソは数知れない.
そんな中の一つのウソだから,忘れてもしょうがないか,となんとなく思った.
それから数日して,珍しく兄から電話がかかってきた.
「あれは,TVをみてたんだ.」
はじめ兄が何を言っているのか分からなかった.
聞けば,もみじおろしのことだという.
TVをみながら,私がどうして赤いのか聞いたという.
赤いのは血の色か,と私が訊いて,兄が生返事をしたそうだ.
変なところで几帳面な兄は,この秋には待望の男の子が生まれる.
おろしがね
大根やじねんじょをオロシガネでおろすと,だんだん小さくなっていく.
小さくなると力が入らなくなるので,そこでおしまいになる.
母はいつも,指先ほどの大きさになると,それを嬉しそうにポンと口に入れていた.
「残りものにはなんとやら…」とかいいながら.
あまりに楽しそうなので,どうしてって聞いたことがあった.
「ほらっ,擦っていくとだんだん小さくなるでしょ.
そうするとなんか濃くなっていくの.
最後のひとかけは,すごい栄養が詰まっている気がしない?
料理するひとの役得ね.」
母の理屈はよく分からない.
そんな母を放っておけなくて結婚したという父の方にわたしは似たらしい.
いつものことなので,適当にあいづちを打ち,半ば呆れながらわたしは聞き流した.
mysqlメモ
mysql のデータベースバックアップ用スクリプト
#!/bin/bash
PASSWD=xxxx
DATE=’date +%Y%m%d’
mysqldump -u user -p$PASSWD xxx_db > “/home/user/xxx_db.`$DATE`”
リストアは,
(もし無ければ)あらかじめxxx_dbを作っておく.
mysql>CREATE DATABASE xxx_db;
# mysqldump -u user -p xxx_db < /home/user/xxx_db.yyyymmdd
がぞー
足つりました.
ssh での文字コード
sshで異なる文字コードの端末から接続する.
ssh -i ~/xxx user@192.168.y.y | nkf -w -u
なるほど,sshで設定できない(?)ので,パイプしてnkfすると.
clientがkubuntuの場合 -w でUTF8に変換.
参考:http://code-air-edge.cocolog-nifty.com/blog/2005/03/index.html
…ミスター・ロックウェル…ですよね.
ライドバック vol.6
by カサハラ テツロー
前巻から展開が速くてついてけてないです.
時間ができたらじっくり読もう.
思春期って頭悪い
花と惑星
by 谷川史子
いつもより,失恋ウジウジ度が高め?
でもやっぱり谷川節.
あっ,ホームメイド vol.2を買ってない…
やっぱり買ってました.










