カワウソ雑話

カワウソの絶滅宣言以来、
あちこちのメディアでカワウソが取り上げられているのが眼につきます。
さて、私は毎週金曜に実家で晩御飯を食べています。
父親の週刊朝日をパラ見していると、
今週号の「パパはなんだかわからない」にこんなお話が、

最後の4コマ目に注目。

「獺祭」てなんか素敵な響きだ!
川獺の「獺」の字は訓では「をそ」ですが、
音では「だつ」というのですね。
広辞苑(第3版):獺祭
カワウソが多く捕獲した魚を食べる前に並べておくのを、俗に魚を祭るのにたとえていう語。
獺祭魚も同じ意味(獺、魚を祭る)。
ちなみに正岡子規の忌日は「獺祭忌」。
カワウソは器用なもので、
一度川に入って魚を捕まえると、
その魚を咥えてさらに次の魚を捕らえる、ということもやります。
以前に見つけた美川町のカワウソが魚を奉納するという話も、
こんなところにルーツがあるのかも。
調べてみると二十四節気はさらに3つにわけて七十二候というものがある。
立春の次は雨水でその初候(2012年では2月19日~2月23日)は
「土脉潤起」雨が降って土が湿り気を含む
なんですが、元々の中国では
「獺祭魚」獺が捕らえた魚を並べて食べる
だそうです。
参考:
二十四節気 @wiki
七十二候 @wiki