ノートPCのライフサイクルの短期化への対応

ちょっと前まではPCを買って10年使うということは普通でした。
Linuxを常用している人にとっては、一昔前のスペックのマシンでも充分に活用することが可能です。
しかし、最近はちょっと情勢が変わってきた感じ。
IntelやAMDは矢継ぎ早に新しいCPU・チップセットを出してきます。
また、ネットにつなぐことが当たり前のこの時代、OSやアプリもサポートが終わると安心して使えません。
私の現在のメインマシンはVAIO type Pです。
チップセットは悪名高きGMA550 (Poulsbo)、メーカーであるIntelもドライバを更新していません。
オープン ソースのドライバをメインテナンスしていたAlan Coxも昨年に手を引いた様子。
現状では問題ないですが、サポートが無くなるのもそう遠くないかも…
という次第で、ノートPCにおいては、個人ユーザとしても、安いマシンを短期間で買い替えていく方が経済的なのかなぁと考えています。
Sonyも哲学がないようで、C1からtype Pまでずいぶんと間がありましたし、次にこのサイズのマシンが出るのは期待できないかも。
と、ここで問題になるのがUEFIのセキュアブート。
この機能が有効になっていると、特定のOSしか起動できなくなります。
セキュリティ上の懸念として、不用意にUSBからブートされマシンの中身を探られる、ことを予防するという意味では理解できます。
しかし問題となるのは、Windowsマシンを購入した後にLinuxのインストーラを起動できないこと。
Microsoftはこの件で叩かれています。
例えば
Windows 8のUEFI Secure Bootに対し、スペインの団体がEUに苦情申し立て @exciteニュース
他方、Appleはbootcampなど、他のOSをインストールできるように道を開いていますね。
Microosoftは「セキュアブートは無効にできる」と言っているようですが、ARMではこれを無効にできないなど、どうもはっきりしません。
Linux Foundation、Secure Bootが有効になったWindowsマシンでLinuxをブートさせるための「UEFI Secure Boot System」を公開 @sourceforge.jp
ここらへんも、これからのニュースを追って行かないといけませんね。