寒波も峠を越えて

らせん」 勝手に応援させていただきます.
先日東京へ行った際に,友人の行きつけのお店でバイトされてる方が作曲家で,挨拶程度にお話しました.
ローカルですいませんが,津幡ご出身だそうです.
表さん,CD代ちゃんと届いてますよね?
あの時は失礼しました!
「海が好き -演歌夏男がやってきたの巻!-」は笑わせてもらいました.
微妙に石川限定なところが素敵です.

非天然色 5

道具を使う人には2つのタイプがいる.
ひとつはさまざまな道具を用途によって使い分ける人.
そして,もう一方は,ただ一つの道具を器用に使い,それですべてをこなすタイプだ.
私は後者のタイプだと思う.
だからというわけではないが,私はあまり料理道具持っていない.
包丁は一本で,鍋は一つに,フライパンも一つ,薬缶も一つ.
もちろん,それはあまり(まじめに)料理をしていない言い訳に過ぎない.
まじめにはしないが,マメには料理をしているつもりだ.
昼以外を外で食べるのは,飲みにいくときくらい.
けれどそれは,外で食べるのがなんとなく落ち着かないというだけだ.
料理にこだわりがあるとすれば,自分で全部できること.
それは材料の準備から.
野菜は何とかなる,多分.
しかし,肉類を自分で獲ることはかなり難しい.
だとすれば,たんぱく質を摂るには魚になる.
私が,魚のさばき方を覚えたのは,そんな理由だ.
料理があまり好きではない.
元の材料が何か分からないような料理は,正直食べた気がしない.
マヨネーズが嫌い.
だって,何もかもマヨネーズの味になってしまうから.
食べる野菜は毎日違うのだから,当然,味も毎日変わる.
それが感じられない料理は,お腹を満たすだけのもの.
私が簡単な料理しか作らない,これがワケだ.
いや,いいわけかな.
非天然色 – 終わり

非天然色 4

居酒屋が好きだ.
といっても,週に一回いつものお店で晩御飯がてらにちょっと飲む程度.
できるだけお店が空いている時間に行く. TVを見ながら,食べながら,飲みながら,ママさんと何でもない話をする.話をするだけだ.
元々は,悪友に飲みに連れられてお店に来ていた.そのころは,私は一人で飲みに行くことがなかった.彼女が東京へ転勤してしまった後,すでに習慣になっていたからか,このお店へ飲みにくるようになった.もとい,食べにくるようになった.
すぐそばの大学の,ママさんは私の先輩だ.しかし,仕事の上では私は後輩には成れないらしい.一度私は玉子焼きを焼かせてもらった.フライパンを焦げ付かせてしまったせいで,私はこのお店では働かせてはもらえない.
いつの間にか,常連の中でも私は古株になっていた.もともと客の大半が学生なので,数年も通う人はそんなにいない.その中でも私が言葉を交わす人はそんなにいない.
時々は店の猫のクロと遊ぶ.私は猫が好きで構いたいのだけど,クロはそんなに私が好きでもないみたい.ネコジャラシで誘うけれど,直ぐに他の人の所へ行ってしまう.
「あんたが小さいときには,咬まれて傷だらけにされたのよ.ちょっとは責任とってちょうだい.」
と言っても知らん顔.
TVが調子悪くて,いつも緑がかっている.けれど,そんなこと気にする人はいない.そんな店だ.私が週に一回通うお店は.

非天然色 3

イギリスの誰だかが言ったように「自転車は陸上でもっとも鳥に近づけるスポーツだ」.
そして,もっと鳥に近づく方法は,水に入ることだ.
運痴な私だったけど,唯一得手なのが「泳ぎ」だった.
小学校の夏休みには,プール開放に必ず行った.
泳ぎを始めた頃の私は無敵だった.
2mが5mになり,やみくもに動かしていた手足は,次第に自然と形を成していく.
5mが15mになった.
覚えたての息継ぎさえ苦しくない.
直にどこまでも泳ぎ続けることができるようになった.
けれど,私は飽くことさえまだ知らなかった.
水の中には違う世界があった.
陸上で生活するのに適していない私を,水面一枚を隔てて広がる世界は,変えてくれる.
私は鳥のように泳いだ.
それこそ,ペンギンが南氷洋の海の中を飛ぶように.
水の底からながめると,世界そのものが変わって見えた.
何もかもを忘れて泳ぐことができた.
泳ぎだけを楽しんでいた.
私は「泳ぎ」そのものになっていた.
仕事をするようになって,水から遠ざかる.
それは言い訳だと知ってはいるが,結果は同じだ.
今日,数年振りに泳いだ.
急に思い立って一人で車で.
御盆過ぎの季節外れに,小さな砂浜へ.
水着も4年前のワンピース.
人気のない海に浮かんで空を仰ぎ見てぷかぷか.
それは泳ぐというよりも,水に浸かるだけだ.
夕方になり部屋に帰ってシャワーを浴びた.
そして,ビールを飲みながら少し考えていた.
今日は「泳ぎ」の記憶を確認しに行っただけかもしれないと,思った.

非天然色 2

図書館の本はこんなに増えすぎるものではない.
本当に貴重な本なんてそんなにない.
要らない本が多すぎる.
色々な言い方があるけれど,そういうこと.
紙そのものが貴重だった頃,本はとても大切なものだった.
文字を読めることがめずらしくて,文章を書けることは神業だった.
だから,極めた人の特別な思いを込めて鍛えられた本は,いっとう特別なものだ.
推敲を重ねて少ないページに凝縮された願い.
細い行と行との間にまで縫い込められた想い.
それを読み解くためには何度も何度も繰り返し読まなければならない.
その本を読み続けることに一生を捧げることもある.
本の数はそんなに多いものではないはず.
消耗品のように本を読み捨てない.
消耗品のように作者を読み捨てない.
たとえ,その本を捨てることになっても,
その文章の一節だけでも私は覚えている.
たとえ忘れ去られ,覚えている者が誰もいなくなっても,
私だけが愛してあげる,誰にも知られずに.

非天然色

まったく,不思議なことに私は今コンピュータで食べている.
いわゆるSEというやつ.
昔から「おっとり型」だといわれ,自分でも「世の中のスピードについていけない」とずっと思っていたのに.
図書館を辞めて,私には行く先がなかった.
たまたま以前に仕事で作ったスクリプトに目をつけてくれた人がいて,意外な縁がつながって,私はプログラミングをすることになった.
さて,理系だったとはいえ,きちんとプログラミングをやったことはなかったし,ましてや仕事にするなんて考えたこともなかった.
そんな私がコンピュータだなんて…
途中には色々な出来事があったのだが,それはまた別な話.
そもそも,私が理系に進むとは,誰も考えていなかったらしい.
実際,私は文系の科目の方が成績がよかったし,クラスの中では本好きで通っていた.
けれども,「ぜったい純文学系」と友達に言われたときは,自分でも驚いたくらいだ.
「そもそも」なんて若い女の子の使う言葉ではないが,私はその頃から頭の中ではそんな言葉使いをしていた.
もっとも,今はもう若くはないけれど.
就職先が図書館になったのには色々といきさつがあり,偶然も重なった結果だったのだが,周りの印象は「収まるべきところに収まった」というものだった.
そして「早く適当な相手を見つけて結婚しなさい」という言葉が後に続いた.
私もあえて否定はせず,そんなもんか,程度に思っていた.
たしかに私は図書館にハマった.
見事なくらいに腰を据えてしまったのだ.
頼まれたわけでもなく図書館司書の資格を取得し,自費で図書館関係の学会に出向き,こともあろうに研究に手を出し,あまつさえ論文まで書く始末だった.
気がつけば,30を過ぎていたというわけだ.
そして悪いことに,私には焦りがまったく無かった.
三人姉妹の中で,私だけがヘンだった.
長女の気遣いや,末っ子の甘えを知らない私は本の中の空想に浸り,そのまま育ってしまった.
「アキちゃんはおっとりだから.」と既に一子の母の妹にしかられ,3人の男の子を持つ姉には呆れられている.
図書館を辞めたゴタゴタは,だから私の婚期を更に遠のかせた出来事として捉えられているので,家族には詳しく話してはいない.
まぁ,ともかく,私は新しい仕事をすることになった,

語られなかった歴史

570年代「液体情報伝達の概念」
581 ウィリアムスンの伝声器
オコーナの噴気筒実験
600年代 デジタルガジェット文化
621 ホーレイの解析器械
ガソリン機械,流体動力
635 実用自動車
636 ワード織機
言語解析学の創始
641 ミルナー膜の実用化
647 流体駆動自動車
653 ラングレー教授の航空機
660 チャーンの流体化学装置
662 「流体化学装置による演算処理の理論と実践」
社会派言語解析学の萌芽
[ アナログへのパラダイムシフト ]
流体動力への全面移行
683 最初の高等解析機
第1世代映像送受開始
形態技術工学
優性言語論・言語ファッシ
694-702 北半球戦争・流体ガジェット兵器
694 レム,ヴォークト,ブラドベリによるトランスレジスタの発明
698 最初の相伝達
707 クラウスマンの高級汎用解析機
715 星界計画開始
718 リリス,アルテミナへペナント
720 相伝搬(ベンフォード)
724 リリスへ有人探査
言語社会科学の発達
戦後高発展期「情報公開による対等と平和」
729 アルテミナへ有人探査
730年代 超流体工学
太古人類論争・2000万年前の人類
745 カーナ(南大陸)の高等粒子加速器センタ暴走
技術・情報の混乱
特殊な天才達による突出した発明・発見
760 動力場制御
社会の混乱と不安
777 星界計画より星間アカデミア誕生
782 超流体駆動
790 アレスへ有人探査
794 最初の恒星間探査 (798 消息を絶つ)
802 カーの重力制御
806 7つの星系への播種
813 IPU発足 (~840)
815 遊星間旅行協会発足 (~874)
822 アルテミナ テラナイズ公社の破産(星系規模での社会混乱)
停滞の百年
908 クールー・スタンダード
909 空間量体化理論
910 恒星アカデミア
残響考古学
時間と空間の探索
921 第1次光世紀星間探査
925 時空子の発見
物理構造遷移の痕跡を確認
太古竜人族の存在が立証される
940 第1次移民船団
ノクトの門が破輪寺院跡で発見される
974 ファースト・コンタクト
第2の月論争
997 地球の発見
998 竜の創世神話
人類史の謎
1026 シャム封印
1042 最初の計画(デザイン)始まる
1061 大陸地殻内に巨大戦艦を発見

星の言葉

天界音符(ウラノムジカ)
ヘルツシュプルング=ラッセル主系列音階(メインスケール)
フラムスチード天界運行図
メシエ測音図譜(メトリカ)
交響楽組曲(ギャラクシー)
楽章(ネビュラ)
軸線譜(アクシズ)
直交線譜(カーテシアン マップ)
流線譜(フロウ)
開線譜・閉線譜(オービット)
円環譜(リング)
二重螺旋譜
反転輪環譜(メビウス リング)
無線譜
固有音符(バイエル シンボル)
脈音符(パルサー)
音源域(クェーサ)
白色音符(ホワイト ドワーフ)
変音符
連音符-二重音符
無限休符(ブラックホール)
最も美しい音(プルケリマ) – 一つ光
相光
完成することの無かった星図

シンクロニティ

最近の脳内エンドレスのFREENOTE「ウォークメン」と,ほとんど毎日読んでる西島大介「世界の終わりの魔法使い」がいい具合にシンクロしてます.
今日の午前中は部屋の掃除をしたり,布団のシーツを変えたり,洗濯したり.
昼から自転車でぶらり.
手始めに会社まで行ってみる.
車で20〜25分ですが,自転車でも同じくらいでした(笑.
出勤時間帯は何かと混んでますが,もっといい道を探せば,車よりも速いかも.
その後は犀川を軽く遡上してみる.
大豆田大橋,御影大橋(改修中),犀川大橋,桜橋,下菊橋,上菊橋を潜って春を探す.
それから,錦ヶ丘高校から実家までを辿り,その途中のちょっと前から気になっていた小さな公園を確かめる.
3kmほどの道のりですが,あのころはしょっちゅうルートを変更してたせいか,あんまり道を覚えていませんでした.
それとも歳のせい?
そのまま高橋川,碇川,七瀬川を遡上し,せせらぎ公園経由で鶴寿園近くへ.
高校生の頃,夏の夜にここへ来たときには蛍がいっぱい群がっていました.
夏になったら,また来てみましょう.
走行距離約26km
————————-
言語解析学は誰もが思わぬ発見をした.
至極普通の言葉の中から見出されたソレは,太古の知恵を垣間見せていた.
やがて,多くの言語より再発見されたものたちは,次第に形をなし,一つの世界を構成していった.
自然言語を解析し,その歴史を辿るだけで,人々の満足感は満たされることが無かった.
解析されたソレらを元に,新たな言語を作る試みが始まった.
初めは稚拙なおもちゃに過ぎなかった人造言語は,次第に体をなし,社会の中へと溶け込むまでになっていった.
大きな流れは二つに世界を分けた.
始祖の時代に存在したと言われる地霊言語を追い求める一派と,世界を再構成する世界言語の創造を目指す一派.
その流れは遂に正面からぶつかり合い,北半球全体を巻き込む戦争となった.
戦争そのものは,1年とたたずに終わったが,その後遺症は大きかった.
争いの中で言語が兵器として使われ,それに対抗するために言葉が刃として人々を襲った.
言語は引き裂かれ,言葉は血を流し,文字は涙を貯めた.
ここに至って,人はようやく言葉の中に隠されたソレらの意味を知ったのだった.
それから150年あまりたった頃.
新たに構成されたコンパクトな一つの言語が動き出そうとしていた.
それが,世界の在り方そのものを変えることになるとは,誰も,知る由も無かった.
1990年頃のメモより

「元祖でぶや」を見たら美味しそうだったので

今夜の夕食は「牛タン」にしようと思ったら,いつものスーパーでは売ってませんでした.
そいえば,今まで売ってるのを見たことがないかも.
代わりにちょっと高めの牛カルビを大根おろしで頂きました.
ところで富山にいたときは「でぶや」を録画して見てたのですが,金沢では放送時間が不定?なのか.
フィルタ配置工夫で解像度を4倍に〜PenTile Matrix (IT Media)
まだまだ,いろいろと工夫のしがいがあるのですね.
勉強になります.
「壊れるときには続けて壊れる」
ってマーフィの法則でありそうですね.
ロクラクが壊れて(壊して),今度はDVDプレーヤが不調に.
1時間くらい見てると,いきなり針が飛びます(笑).
アナログプレーヤみたい.
どうせアンテナはBSもCSも来てないので,当分の録画はUSBのTVチューナで間に合わせましょう.
DVDもPCで見られるし,いいか.
アンプ(これまでに2回も修理)も不調のままで5.1chが使えない状態だし.
最近は,石油ファンヒータ(16年目)も「おはようタイマー」が働かないので,冬の朝はつらいです.
次は17インチモニタ(RD-17G,11年目)かも.
でも三菱ってば保障期間過ぎてから2回も無償で修理してくれたんですよ.
コダワリがあるんでしょうか?
明日の「クローズアップ現代」で若手作家特集(?)があり,西尾維新さんも取り上げられるようですね.
出演されるのかな?