「自転車」

残暑の徒歩通勤が厳しいので,ようやっと自転車の整備を始めました.
ほぼ1年振りの整備(笑).
とりあえず,富山サイクリングセンターでタイヤx2,チュ-ブx2を買って計6,500円.
やっと交換が終わったところで,エアーポンプが不調となり,
タイヤの空気圧が上げられない.
ここまで思ったより時間がかかってしまったので,今日はこれでお終い.
読んだ本:「星虫」岩本隆雄.以上

「B級映画」

前評判が散々だった「アルマゲドン」ですが,見ました.
いや,本当に酷い(笑).
なんというか,気楽に見ていたのですが,全編ツッコミを入れてしまいます.
重大事は判るけど,いきなり「NASAの職員を全員たたき起こせ」はないでしょう.
ロシアの扱われ方も酷いです.確かに現実のミールはかなり凄いことになっているようですが,宇宙飛行士があれでは,浮かんでいることもできないですよ.
しかも,燃料を積み終わると,あわれミールは木っ端微塵.
小惑星になぜか巨力な引力.なるほど,このためにボーリングのプロが必要だったのね.(笑)
「画」は金をかけたCGを使ってハデなんですよね.
というか,この「画」を見るのが目的だったのですが,それもほとんど予告ででてくるのと同じでちょっとガッカリ気味.
最近の予告はクライマックスのいいシーンの「画」を出しすぎ.
昔の「B級映画」っていうのは予算が「B級」だったと思うのですよ.
そういう意味ではアルマゲドンは立派な「A級映画」.
でも,最後に「泣け!」というシーンを持ってくるためだけのストーリでお話は意味なし.
見た目や迫力優先のため,細かい設定やディティールはテキトー.
お金をかけるところが違うんじゃないの.
なんか,変じゃないか映画業界と映画ファン?
本当にこれが売れたのか?
宣伝費をかければ売れるのか?
ファンはこんな作品を望んでいるのか?
とかいいながら,嫌いじゃないんですよねアルマゲドン.
「ゴールデン洋画劇場」とかにぴったりじゃない?という感じですよね.
結局,こういうモノが後の時代に残ったりするんです,きっと.オデュッセイアやシェイクスピアみたいに.
というのは買いかぶりすぎ?
「注文中」:「未来さん」新谷明弘.ただいま期待膨らみ中です.

「遠出」

仕事関係で神奈川県へ行ってきました.
何となく,車で行ってきましたが,一人でこんなに遠出は初めて,車では.
トータルで1,200kmくらい走りました.
思ったほど疲れなかったし,Navin’ You のおかげで道にも(ほとんど)迷わずに行けました.
□ 「見たもの」:「アイアン ジャイアント」面白かったので,今度は甥っ子たちに見せてやろう.
「ケイゾク3」嵐の前の静けさ?
□ 今週のカブトムシ: 3匹目.今年はカブトムシの当り年? 金沢に行くついでに実家に置いてきました.

「フィオナの海」

本を読んで以来,いつか見ようとずっと楽しみにしていました.
先日,偶然interTVで,BSで放映ざれることを発見.
ところが,
予約録画を失敗しました.
こんなの初めてです.情けないやら,自分にあきれるやら.
小さな「うっかり」が,大きな「がっかり」になりました.
でも「ちゃっかり」それをネタにしてるのも,なんだか.
カブトムシ:
今夏2匹目です.甥っ子に送ろうと思っているのですが,朝になると脱走.
夜になると餌につられて出てくる.
という繰り返しのため,送れない状態です.

「カードを集めるひと」

久しぶりの友達が泊まりに来て,少しだけ遊びに行きました.
映画を見に行きましたが,さすがに夏休み,劇場はお子様連れでいっぱいでした.
さて,カードを集めるひとの映画は予想に違わずよかったです.
「お子様モード60%」くらいのシフトチェンジでしたが,素直に楽しめたと思います.
なぜか,主人公の女の子の方にシンクロしてしまう私ですが(笑).
不覚にもポロポロやってしまいました.
チャカさんの「明日へのメロディー」,最近は頭の中でエンドレス.
読んだ漫画:
「神戸在住 2巻」木村 紺,「かってに改蔵 8巻」久米田 康司,「ラブひな 0巻,8巻」赤松 健
聴いたCD:
「降るプラチナ」 新居 昭乃,「エスカフローネ劇場版サントラ」菅野 ようこ

「断片1998年夏頃」

朝の光
失われていたお伽話が目を覚ましました.
主人を失った庭に,居なくなったはずの主人が,そこにいたのです.
そしてプフリを待っていたことを告げたのです.
いつか,勇敢な騎士が現れ,竜の呪いを解いてくれると.
自分でも不思議でしたが,誰もいない庭でシシルを見つけたことに比べれば,
はるか昔に消えてしまったはずの竜の物語も,至極当然のことのように思われたのです.
星のない夜
シシルは話し続けました.
それは,まるでこの数百年の孤独を埋めあわせるかのようでした.
そして,言葉を止め,うつむくことで,シシルはその願いをプフリに伝えました.
城の外はすっかり暗くなっています.
雲一つないその空には,しかし,一つの星も見えなかったのです.
二人と一匹が通ると城の中が松明で明るく照らし出されます.
しかし,彼らが通りすぎると,すぐに暗闇が追いかけてきます.
その黒い魔物に追いかけられるように,プフリとシシルは走りつづけました.
そして,二人は,最後の扉を開けました.
昇らない陽
次の瞬間,巨大の大声が城中に響き渡りました.
そして,竜の体は吹きあがった炎に包まれました.
ひとしきり燃え上がった火は,突然何かに吸い込まれたように消えてしまいました.
そして,竜の巨躯も,炎と共に消えていました.
「尻尾を盗まれた竜」は,その尻尾を取り戻しました.
しかし,その光る目と不適な笑いを浮かべた表情は,つい先に滅びたはずの竜そのものだったのです.
「一度だけ,恋のまねごとをしたかった.」
止まった時間はゆっくりと再び動き始めました.
そして,溶け始めた時間の中から,凍っていた人々が一人,また一人と現れました.
まもなく,谷の命ある者皆と,そうでない物全てが時間を取り戻したのでした.
多くの時間が再び息をふきかえしました.その中で,たった一つの時間だけが死んでいったのです.
陽の下で
華やかなお祭りの中で,その主役たるプフリだけが暗く沈んでいました.
そして,その隣には栗色の髪をした姫様が座っているのでした.
そのことがプフリにはとても耐えがたいことでした.
宴は,にぎやかに続けられていました.
城の裏口からは,一人の少年がひっそりと出て行きました.