「遠出」

仕事関係で神奈川県へ行ってきました.
何となく,車で行ってきましたが,一人でこんなに遠出は初めて,車では.
トータルで1,200kmくらい走りました.
思ったほど疲れなかったし,Navin’ You のおかげで道にも(ほとんど)迷わずに行けました.
□ 「見たもの」:「アイアン ジャイアント」面白かったので,今度は甥っ子たちに見せてやろう.
「ケイゾク3」嵐の前の静けさ?
□ 今週のカブトムシ: 3匹目.今年はカブトムシの当り年? 金沢に行くついでに実家に置いてきました.

「フィオナの海」

本を読んで以来,いつか見ようとずっと楽しみにしていました.
先日,偶然interTVで,BSで放映ざれることを発見.
ところが,
予約録画を失敗しました.
こんなの初めてです.情けないやら,自分にあきれるやら.
小さな「うっかり」が,大きな「がっかり」になりました.
でも「ちゃっかり」それをネタにしてるのも,なんだか.
カブトムシ:
今夏2匹目です.甥っ子に送ろうと思っているのですが,朝になると脱走.
夜になると餌につられて出てくる.
という繰り返しのため,送れない状態です.

「カードを集めるひと」

久しぶりの友達が泊まりに来て,少しだけ遊びに行きました.
映画を見に行きましたが,さすがに夏休み,劇場はお子様連れでいっぱいでした.
さて,カードを集めるひとの映画は予想に違わずよかったです.
「お子様モード60%」くらいのシフトチェンジでしたが,素直に楽しめたと思います.
なぜか,主人公の女の子の方にシンクロしてしまう私ですが(笑).
不覚にもポロポロやってしまいました.
チャカさんの「明日へのメロディー」,最近は頭の中でエンドレス.
読んだ漫画:
「神戸在住 2巻」木村 紺,「かってに改蔵 8巻」久米田 康司,「ラブひな 0巻,8巻」赤松 健
聴いたCD:
「降るプラチナ」 新居 昭乃,「エスカフローネ劇場版サントラ」菅野 ようこ

「断片1998年夏頃」

朝の光
失われていたお伽話が目を覚ましました.
主人を失った庭に,居なくなったはずの主人が,そこにいたのです.
そしてプフリを待っていたことを告げたのです.
いつか,勇敢な騎士が現れ,竜の呪いを解いてくれると.
自分でも不思議でしたが,誰もいない庭でシシルを見つけたことに比べれば,
はるか昔に消えてしまったはずの竜の物語も,至極当然のことのように思われたのです.
星のない夜
シシルは話し続けました.
それは,まるでこの数百年の孤独を埋めあわせるかのようでした.
そして,言葉を止め,うつむくことで,シシルはその願いをプフリに伝えました.
城の外はすっかり暗くなっています.
雲一つないその空には,しかし,一つの星も見えなかったのです.
二人と一匹が通ると城の中が松明で明るく照らし出されます.
しかし,彼らが通りすぎると,すぐに暗闇が追いかけてきます.
その黒い魔物に追いかけられるように,プフリとシシルは走りつづけました.
そして,二人は,最後の扉を開けました.
昇らない陽
次の瞬間,巨大の大声が城中に響き渡りました.
そして,竜の体は吹きあがった炎に包まれました.
ひとしきり燃え上がった火は,突然何かに吸い込まれたように消えてしまいました.
そして,竜の巨躯も,炎と共に消えていました.
「尻尾を盗まれた竜」は,その尻尾を取り戻しました.
しかし,その光る目と不適な笑いを浮かべた表情は,つい先に滅びたはずの竜そのものだったのです.
「一度だけ,恋のまねごとをしたかった.」
止まった時間はゆっくりと再び動き始めました.
そして,溶け始めた時間の中から,凍っていた人々が一人,また一人と現れました.
まもなく,谷の命ある者皆と,そうでない物全てが時間を取り戻したのでした.
多くの時間が再び息をふきかえしました.その中で,たった一つの時間だけが死んでいったのです.
陽の下で
華やかなお祭りの中で,その主役たるプフリだけが暗く沈んでいました.
そして,その隣には栗色の髪をした姫様が座っているのでした.
そのことがプフリにはとても耐えがたいことでした.
宴は,にぎやかに続けられていました.
城の裏口からは,一人の少年がひっそりと出て行きました.

「おはなし」

語り部は,魔法使いの末裔であるキャリオ.(女19才).
東の果てに育ち「あかときの杖」を受け継いだ彼女は,西の果てに眠るという「かわたれの杖」を求めて旅に出る.
北西の廃都で隠れ育ったルシルオン(男16才)は,かつて滅びた王族の忘れ形見.
一人残された彼は目的も無く旅を続ける.
それと知らず王権の証である銘剣「水の舞」を携えて
旧世界に生きる最後の竜騎兵,シシイン(男17才),イオルマイン(男17才),パシフィ(女17才).
時代の風は彼らを新世界へと追いやってしまう.
氷河期に入りつつある世界では,かつて隆盛を極めた「魔法」は残滓に過ぎず,また,そえに支えられた王権ももはや存在していなかった.
「科学」はいまだ成熟しておらず,その世界には滅びの道のみが示されているように見えた.
というのが,昔考えた(今も続いてますが),とある物語の一部です.
この物語では,多くの出会いが生まれますが,その全てがすれ違いに終わります.
そして,この物語自体が2つの時代のつなぎ目となると同時に,それらの時代のすれ違いになってしまいました.
「人々のために,世界を滅ぼそうとする者」しかし,彼は失敗してしまいます.
「人々を崩壊する世界から救おうとする者」彼らの必死の努力にも関わらず,それは果たせません.
「ただ愛する人を守ろうとする者」彼,彼女は大きな混乱に巻き込まれ,一人を守ることすら適いません
「全くの個人的な理由から結果的に世界を救った者」唯一欲したものを手に要れられないことを知った彼には,世界などどうなってもよかったのです.
改めて書いてみると,私はサドかしら,と思いました.
この物語の最後に「世界」は滅びを迎えます.
完全に消え去ってしまうわけではありませんが,それは,また別のお話です.
□ 読んだ本: 「天使は結果オーライ」野尻抱介.
「ロケットガール」を読んでから随分経ってしまいました.
やっぱり,勢いですね.
ということで今は「私と月までつきあって」を読んでます.
ちなみに「オルフェウスには命をかける価値がある!」に熱くなってしまったことは秘密です.
□ TVで見た: 「12モンキーズ」T.ギリアム監督,この監督も丸くなったなぁ,なんて昔のことは知らないくせに思いました.
いえ,「ブラジル」や「バロン」に比べてね.
でも,ブラピはまぬけ過ぎ.

bk1 のこととか,

オンラインの本屋さんbk1へ行ってみました.
でも,リアルな本屋さんと比べると,何かもの足りない感じがしたのです.
いえ,ここだけではなくて,オンラインの本屋さんって.
はたと気が付きました.
本の中身が読めない(見れない)のですね(笑).
もちろん,良い書評はウレシイのですが,それを頼りに,本屋さんで中身を確かめて買う,というのが一般的ではないでしょうか.
恐らく,著作権が問題になるのでしょうが,オンラインの本屋さんでも,2~3ページくらい中身が読めると,すっごく良いと思うのです.
だって,CDだってmp3なんかで視聴できるところもありますよね.
□ 古本屋で買ったマンガ: 「西岸良平 名作集2」西岸良平,やっぱり良いです.
はぁ~.ため息がでるくらい.
中学生の頃ハマッテ,本屋で立ち読み尽くしました.
あの絵でSFできるなんて,素晴らしすぎる.
そいえば,鎌倉物語はまだ読んでないや.

にああんだーせぶん

abさんの絵を始めて見たのは「たれめパラダイス」,
それから,abさんのホームページを見に行って.
さて,Niea_7のもう一つの主人公の「貧乏」ですが,「貧乏」感も変わったなぁ,と思います.
戦後の「何も無い」貧乏(私自身は直接知りませんが)とは明らかに毛色が違います.
この妙なリアリティ(生活感)は,下宿生活している大学生の「貧乏」に近いのでしょうか.
決してお金が無いわけではないのですが,生活はスサミがち.
社会人になっても,生活はそのまま延長され,「お金」があっても「時間貧乏」なのです.
恐らく,作者の一人の安倍さんも(お仕事が忙しいため)そうなのではないでしょうか.
もうひとつの見所は,宇宙人.
普通の宇宙人(?)は,何事も無かったかのように,地球人(荏の花人?)に溶け込んでいる.
また,個性的な宇宙人も,謎のインド人やエセ中国人になりきってしまう.
彼らのアイデンティティはどこにあるのでしょうか.
いや,私たちが考えている宇宙人のアイデンティティって一体...
□ 読んだ本: 「ムーミン谷の名言集」T.ヤンソン著/渡部翠 訳,すごく良かったので,父親や母親に薦め,実家においてきました.
□ 実家に帰って: 「墓参り」実家の方では7月に墓参りをします.
「キリコ」と呼ばれる小さな屋根つき行灯をお墓の前に吊るしてお参りです.
少し雨でした.

科学朝日

って面白い雑誌ですよね,ってもう無くなってしまいましたが.
というか,「サイアス」は科学朝日なのですか?
かれこれ20年前ころから「科学朝日」を読み始めました.
当時は,「建築のお話」や「設計からみた進化論(?)」また「SFと未来コンピュータ」など,興味深い企画物が多くありました.
小,中学生だった私には,ほとんど内容は分からなかったのですが,それでも面白かったことを覚えています.
タキオン,フラクタル,カオス,クォークなどの術語は「科学朝日」で覚えました.
高校生くらいになって,少し理解し始めると,更に興味が増していきます.
そして,バックナンバーを読み返し,色々なことがパズルのようにつながっていきました.
「ニュートン」が発刊されたころから,時代が変わり,科学雑誌も絵や写真が多くなり,文章が少なくなっていった気がします.
気のせいか,そのころから,科学雑誌がつまらなくなったように思えるのです.
難しくても,分からなくても,興味を引かれるモノってありますよね.
ところで,科学朝日の創刊は太平洋戦争の開戦の日だったと思うのですが,どうだったでしょうか.
□ 読んだ漫画: 「Niae_7」安倍吉俊,ってまだ買ってないのです.読まなければ,

閑話休題

□ 久しぶりに体調が悪くてダウン,しかも休日(土曜日).
仕事に行くはずだったのですが.
ひたすら眠くて,ほとんど1日中,布団の中. 涼しくて,過ごしやすい,本当に何にも考えない日でした.
日曜日も午前中は寝て過ごし,午後からちょっと買い物. 夜に友達が来てちょっとだけ話をしていきました.
そんなことが,何かすごく久しぶりで,ちょっと元気が出ました.
□ 読んだ本: 「異端の空」渡辺洋二,”空への憧れ”が不遇な時代の中でも,一つの形になり,その出生ゆえに消えてゆく.
エンジニアの夢と儚さが切ないです.
□ 読んだ漫画: 「夏休み」松本 花,女には「ホモ好き」がDNAに組み込まれているのよ.ですか?

閑話休題

□ 今夜は...: 七夕ですね.
今年も晴れ間はみられないのでしょうか.
でも,逢瀬は人目にさらされない方が良いかも.
□ 拾ったもの: 今年の初カブトムシ,路面を歩いているところを,通勤途中に捕まえたのですが,えらく生きがいいです.
(写真は寝起きなので機嫌悪そう)
□ 私的ブーム: 「指輪」 曲 菅野よう子,歌 坂本真綾,詞 岩里祐穂