無に帰すまで

手に入るものは如何にも少ないが、
 失うものに際限はない。
全てを無くしたと思っても、
 運命はまだ私を削り盗ろうとする。
私が、無に帰すまで。
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そこにあるものが絶望だけだとしたら で、
「そして救いのない物語を造っている私って。」
とか言っていましたが、もう少し掘り下げてみてました。
その主人公が、思っていた以上に私でした。
意図的に自分自身をモデルにしたことは無いです。
主人公は、普通でいう悲惨な運命を辿るのですが、
彼女なりに一途に真っ直ぐ生きて行きます。
あまりにもストレートなために、
周りとの軋轢も大きく、
自分自身もすり減らしていきます。
まぁ私はそんな真面目ではないので、
その意味では私とは全然違うのですが。
でも、生きていくということは、
結局そういう事なんだろうなぁ、とか思ったり。
お話は10年くらい前に考えたものなんだけど。